山形伝統工芸・和傘職人、古内清司さん!歴史・工程・特徴!番・蛇の目傘[和風総本家]

テレビ番組「2代目 和風総本家」にて

2019年1月10日(木)の放送で、山形和傘職人さんのコーナーがあります。

色鮮やかな和紙が傘骨にはられ、熟練した手つきで作業していく姿は感服です。

「山形和傘」の画像検索結果

和傘のことはよく耳にしますが、

山形和傘のことを知らないため、気になり調べてみましたので紹介したいと思います。

山形の伝統工芸で、唯一の和傘職人さん、古内さん。

是非最後まで読んでいただければ幸いです。

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山形和傘の伝統を継承した和傘職人の古内さんとは?

山形市東原町1丁目の古内和傘店3代目で本県唯一の和傘職人、

古内清司(ふるうち・きよし)さん。

古内さんの自宅兼工房では、色彩豊かな和傘があります。

 

熟練の技で竹で骨組を作り、和紙を貼り、油をひいて仕上げる、

という昔ながらの製法で作り続けている山形和傘。

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古内清司さんは、昭和27年10月27日生まれ。

32歳より先代であり、父へ師事し、弟子入りしてから手伝える状態になるまで

約3年かかりました。

先代で大正15年生まれの古内清一郎さんが引退したため、

隠居後は全行程を一人で作業されています。

過去には、ロサンゼルス・ジャパン・エキスポ出展、

タイ・バンコク・アジアクラフトフェア出展などもされました。

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座右の銘は、「使う人の身になって作れ」

この言葉を先代から叩き込まれ、現在の山形和傘の伝統継承し、

3代目として現役を続けられています。

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山形和傘の歴史は?

日本の和傘は1200年頃からと言われていますが、

山形和傘は1789(寛政元)年に矢田部清太郎が和傘を初めて作った

と伝えられており、その後、

嘉永2(1849)年に遠州浜松から水野藩が山形に転封すると、

山形城下の下級武士に傘作り生産が奨励され、

以来多くの武士が和傘作りを行い、出羽三山参りの行者から好評を博したそうです。

このことより、山形和傘は200年以上の伝統を持つことがわかります。

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山形和傘は昭和初期の最盛期、100軒以上の和傘店で作られていました。

時代の流れに伴い、洋傘の普及が進み、和傘の需要が低迷していきます。

現在は、山形和傘を作る和傘職人は古内さんのみ。

お一人でこの山形和傘の伝統を継承していらっしゃいます。

 

山形和傘づくりの工程は?

和傘作りの工程は大きく3つに分かれます。

骨つなぎ」、「紙貼り」、「仕上げ」です。

竹で骨格を整え、扇形の和紙を何枚も貼り、油などを塗り重ね、

天日干し、漆塗りを経て完成します。

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技の種類や工程を細かく述べると・・・

  1. 骨つなぎ
  2. 間分け
  3. 軒付け
  4. 中置き
  5. 平張り
  6. 折つけ
  7. 手元付け
  8. 頭張り
  9. 白仕上げ
  10. 頭しぼり
  11. 軒先切り
  12. 化粧
  13. 油引き
  14. 漆塗り
  15. かがり
  16. 仕上げ

かなり多くの作業があり、この全工程を一人でこなされているのは、

山形和傘の貴重さを感じます。

 

山形傘の特徴は?

傘骨が多く、大きい

山形和傘は、雪の重みや風に耐えるために一般的な番傘の骨組46本を52本で頑丈です。また、直径110cmのため大きいという特徴を持ちます。

軽量化

重さは一般的な和傘より軽量になるよう作られ、女性でも楽に扱うことができる工夫がされております。

蛇の目傘は、開閉2段階

蛇の目傘は、開閉の際2段階になっているため、強風の時や雪が積もるのを防ぎたい時には、少しすぼめて使えるよう工夫されています。

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山形傘職人、古内さんが作る和傘の種類は?

山形和傘を作る工房には、様々な傘があります。

番傘、ミニ番傘、蛇の目傘、野だて傘、浮世絵傘などです。

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山形和傘職人、古内さんの想いとは?

古内さんは、山形和傘を使う方たちに向けて・・・

「和紙が生み出す優しい雨音、

傘を広げた時の耐水用油のほのかな香りなどの情緒、

手仕事の味わいを楽しんでほしい」

と語られています。

古内和傘店

住所:山形市東原町1-4-10

電話:023-623-2052

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最後に

いかがでしょうか。

 

山形の雪国で使われるため、地域特性を持つ山形和傘。

個人的には、傘骨を見ているだけでもその細かく美しい作業に魅入ってしまいます。

衣笠踊りで使われる踊り傘も古内さんは作っており、

和傘のことを知らなくてもテレビなどを見て煌びやかで艶やかな踊り傘を

思い浮かべることができるでしょう。

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残念なことに伝統工芸の次世代への伝承が難しいようですが、

いつの日か、若者・山形和傘に魅入った方が、

古内さんの技術を引き継いでいってくれれば・・・と願っています。

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