人工ボディ技師、福島有佳子さんプロフィール!きっかけ・特徴[プロフェッショナル]

テレビ番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」(毎週月曜日22時25分~23時10分)にて

2018年11月26日に「人工ボディ技師・福島有佳子」の特集があります。

 

人工ボディー、名前からすると体のバーツを人工的に作ることは分かりますが、

詳細が分からないため気になり調べてみました。

「福島有佳子」の画像検索結果

今回紹介するのは、その技術を独学で磨き、

人工ボディーを約25年前に作り始めた福島有佳子さんです。

是非最後まで読んでいただければ幸いです。

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人工ボディー技師、福島有佳子さんのプロフィールは?

名前は、福島 有佳子(ふくしま ゆかこ)さん

1971年生まれ

大阪府大阪市出身

大阪市立工芸高校卒業

ビジネス専門学校のホテル科卒業

建築士の旦那さまと2人のお子様がいらっしゃいます。

日本能力開発推進協会「上級心理カウンセラー」資格保有

もともと絵を描くのが好きで、陶芸が趣味だったそうです。

中学生の頃、物作りに目覚めて大阪市立工芸高校に入学されました。

高校卒業後、「いつか自分で製作したものを販売したい」という思いがあり、

ビジネス専門学校のホテル科に進学し、

ビジネス、接客のマナー、心理学について学ばれました。

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お子さんが2人おられます。

ご主人のサポートが大きく、仕事が深夜に及ぶこともあるそうですが、

「待ってくれる人がいるなら」と送り出してくれるそうです。

理解があるご家族がいて、家族もお客様も大事にされており、素敵ですね。

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人工ボディー技師、福島有佳子さんの経歴は?

医療器材を扱う会社に入社

3年目に社長が失踪し、会社は倒産

出資者と共に有限会社を設立

その4年後、川村義肢株式会社への合併。同社の一部門として「工房アルテ」設立

現在に至ります。

3年目に借金を残して、社長は失踪したため、

毎日借金取立て、お客さんからの問い合わせで一時的に人間不信に陥りました。

 

1992年からは、暴力団からの離脱者の苦境を知り、社会復帰支援も始められました。

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【受賞歴】

2009・2012・2016年、「暴力団追放府民大会」にて功労賞を受賞

2013年、「第6回地域安全功労賞」を受賞

2014年、内閣府「女性のチャレンジ賞」を受賞

2014年、大阪府優秀技能者表彰「なにわの名工」受賞

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福島さんが人工ボディーを作り始めたきっかけは?

専門学校を卒業した21歳時、

「失った体の一部を復元する研究を始めます」という求人広告をみつけたそうです。

気になり応募、社長と女性事務員だけの小さな会社に入社されました。

新事業の要員として採用され、はじめて補綴(ほてい・ほてつ)のことを知ります。

 

因みに、この補綴とは、身体の欠損した場所の形や機能を人工物で補い、

機能を修復する(よくする)ことを言います。

「福島有佳子 粘土 補綴」の画像検索結果

実は、面接の際に社長から

「どうやって(補綴を)作るかは、君が考えて」と言われたそうです。

福島さんは工芸用粘土や画材を買いそろえることから始め、

完全に独学、手探りで人工ボディを作り始められました。

言われるまま体の様々な部位をヘラ一本で作ったそうです。

 

当初は、お客さんの気に入るものが作れず、

怒鳴られること、人工ボディを投げ返されこともあったそうです。

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その後も試行錯誤を繰り返し、最適な材質のシリコンに出会い、

海外からシリコンを自分で輸入したり、

映画会社に頼んで特殊メイクを習ったり、

休みなく働き、人工ボディーを作る技術を磨いていったそうです。

 

福島さんが作る人工ボディーの特徴は?

お客さん一人一人の形・色・思いを形づくる人工ボディーは、完全オーダーメイド。

 

先天性の障害、事故、病気などで失った身体の一部を、

外科手術なしに復元した人工ボディは、

装着時の違和感も少ないそうです。

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また、色も1800色の中から復元するため

見た目も人工物とはわかりにくくなっています。

耳・鼻・目周り・胸・手・足・義手カバー・義足カバー・MTF/FTM など、

身体の一部を製作。

「諦めていた結婚式が出来た」「外出が楽しくなった」など

お客さんの「思い」を大切に製作されています。

 

装着者の「心のケア」までも重視し、カウンセリングを何度も行うことで

「心が軽くなる人工ボディ」の製作・提供に貢献しています

川村義肢株式会社 工房アルテ

住所  :大阪府大阪市北区天神橋1-18-18川村義肢株式会社3F
電話  :06-6352-1130

営業時間:9:00~17:30(完全予約制)

定休日 :日曜・祝日、お盆休み・年末年始

ホームページ:http://www.kawamura-gishi.co.jp/arte/

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最後に

いかがでしょうか。

 

常に技術開発と工夫を続ける福島さん。

相手の心に同化し、痛みや苦しみを胸の奥で感じ、数か月かけて成形、着色、削る作業

を繰り返す。

「寄り添う」の画像検索結果

どんなに苦境に立たされても、お客さんに寄り添い、

良いもの・希望に沿うものをつくりたいという思いがヒシヒシ伝わってきます。

福島さんのような方がいてくれ、

多くの方たちの心の痛みを和らげてくれることに感謝すると共に、

末永久ご活躍されることを心から願っています。

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