スペイン北西部からフランス南西部にまたがる領域で、
スペインとフランスの国境の地域を総称して、「バスク地方」と呼びます。
そこに住む人々は「バスク人」と呼ばれ、
ヨーロッパの他の地域とは異なる「バスク語」を持ち、独特の文化を育んできました。
今回は、そのバスク地方を代表する都市でスペイン・バスク内にある、
ビルバオのおすすめの観光地を紹介したいと思います。
自然豊かな、歴史と近代が融合している魅力ある場所をご紹介します。
ビルバオのおすすめ観光地スポットは？
バスクを代表する都市で、バスク語ではビルボ（Bilbo）と呼ばれる町です。
スペイン側バスクの玄関口にあたり、前世紀に工業都市として発達し、
バスク全体の経済を支えてきた街でした。
20世紀後半からの工業の衰退、街中を流れる川の洪水による建物の倒壊など、
経済と自然による数々の災害に直面しますが、
歴史的な文化・芸術と近代が融合するよう、
再開発プロジェクトが注目されている都市に生まれ変わったのです！
現在ビルバオは、街を貫く高速道路、大きなサッカー場やビル群などにより
近代的な街並みが広がっています。
世界最古の吊り下げ型運搬橋である世界遺産の「ビスカヤ橋」や
近未来的なグッゲンハイム美術館があり、観光地としても見どころ満載！
赤と白からなるビルバオ旗が多く掲げられている旧市街では、
「バル巡り」が楽しめます！
ビルバオ市内を走る赤いバスやトラムに乗って、
カラフルな建物が立ち並ぶ道を街歩きするのも楽しいでしょうね。
旧市街
旧市街は、小さなお店やバルが点在し、街歩きにもってこいの場所です。
昼間も良いですが、朝から夜まで楽しめそうですね。
ビスカヤ橋
ビルバオ郊外にある全長約160ｍの世界遺産の鉄橋で、
ポルトゥガレテとゲチョの町を結びます。
実はこの橋、エッフェル塔の設計者エッフェルの弟子、
アルバルト・デ・パラシオさん（ビルバオ出身）の設計により、
世界初の運搬橋として1893年に竣工されました。
運搬橋とは、港へ向かう大型の船が通過する川の対岸へ
車を渡す方法として設計された橋のことをいいます。
車6台、300名収容のゴンドラに乗船して渡ります。
対岸まではおよそ3分。
24時間営業で、現在でも市民の交通手段として使われています。
高さ50mという高さの橋の上部は、歩道で港や湾を眺めながら歩く?!
こともできます。
グッゲンハイム美術館
近未来的な建造物、モダンアートとしても有名な美術館です。
正面にはジェフ・クーンズ作の巨大な子犬の像（12.4m）がお出迎えしてくれます。
「パピー」と呼ばれ愛されているこの像は、
子犬の大きさではありませんが、愛嬌があり写真スポットですね。
美術館周辺にはオブジェ多くあり、中・外ともにゆっくり過ごすには良い場所です。
サン・アントン教会
旧市街の南端に位置するサン・アントン教会と石橋のサン・アントン橋があります。
15世紀に建てられた石造りのロマネスク様式教会です。
最後に
いかがでしょうか。
バスク地方は特に、緑や自然が溢れます。
恵まれた環境の中で再開発されているこのビルバオは、
歴史・近代の融合により、さらに魅力を高めているのではないでしょうか。
また、美味しいものが気軽に食べられるという、特典付き！
綺麗なもの・美味しいものを五感を使って味わい尽くす！のも、
海外旅行でできる、旅の醍醐味だと思います。
スペイン・フランスにまたがるバスク地方。
是非機会があれば・・・！訪れてみたい場所ですね。
今回の記事はスペイン・バスクのビルバオのおすすめ観光地の紹介でしたが、
こちらの記事ではスペイン・バスクのサン・セバスチャンのおすすめ観光地について話しています。
⇒ スペイン・バスク、サン・セバスチャン観光地おすすめは?チキテオ?チョコ?
こちらの記事ではバスク地方への交通アクセス手段について話しています。
⇒ バスク地方へおすすめ交通アクセス・地図！スペイン・フランスから行き方紹介！
こちらの記事ではバスク地方のシンボル「イクリニャ」「ラウブル」について話しています。
特に旗のイクリニャの赤・緑にはこだわりがある様です。
⇒ シンボルの旗イクリニャとバスク十字ラウブル！バスク地方の地域区分(仏・西)紹介
こちらの記事ではバスク地方の郷土料理について話しています。
バスクはビンチョス・タパスという気軽に楽しめる料理が有名ですが、
その他のおすすめも紹介しています。
⇒ バスクの郷土料理とは？スペイン・フランスをまたぐ地方観光で試したい、おすすめ料理！
参考になる部分も多いと思うので、ぜひ一度目を通していただけると幸いです。
コメントを残す