歴史・文化・芸術・美食の街、バスク地方。
バスク地方とは、正式な国・地方の区切りではなく、
ピレネー山脈をはさみ、スペインとフランスの両側にまたがる
国境の地域の総称名です。
そこに住む人々はバスク人と呼ばれ、
ヨーロッパの他の地域とは異なる言語を持ち、
独特の文化を育んできました。
今回はそのバスク地方、シンボルについて、紹介したいと思います。
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バスク地方とは?地域区分は?
ピレネー山脈にまたがり、北側は大西洋のビスケー湾に面しているバスク地方は、
南バスクまたはスペイン・バスクと呼ばれるスペイン領土の4地域(下記 紫・緑)、
北バスクまたはフランス・バスクと呼ばれるフランス領土の3地域(下記 黄)
の計7地域からなります。
バスク州(南バスクの西部3地域、アラバ県、ビスカヤ県、ギプスコア県)に約210万人、
ナバーラ州に約60万人、フランス領バスクに約30万人が住むといわれています。
北バスク(フランス・バスク)の3地域は、
バスク語で「Iparraldea;イパラルデア」と表記され、
フランスのピレネー・アトランティック県の一部になります。
バスク地方のシンボルとは?
皆から愛されているマークのような存在が2つあります。
バスク州旗と街中で見かけるマークです。
では、詳しく見ていきましょう。
バスク州旗(バスク国旗);イクリニャ
赤地に白十字、緑のクロスが入った、バスクの旗です。
「イクリニャ」とも呼ばれています。
バスク人の赤、ゲルニカの樫の樹の緑、キリスト教信仰の白が
組み合わさっているといわれ、バスク人の象徴として親しましまれています。
バスクシンボルマーク(バスク十字);ラウブル
旅行中に、街の所々に目にするマークのことです。
十字の1つで、卍(まんじ)に似た曲線状の4本のアームを持つ
シンボルマークです。
「バスク十字」「ラウブル」とも呼ばれます。
意味は諸説あり、定かではありませんが・・・
「バスクの4つの地方を4つの模様が意味している」と言われたり、
「4枚の羽が4元素をイメージしている」という説、
「4つの模様は精神、生命、意識、形態を表している」と
バスクの知識人イマノル・ムジカは語っています。
バスクの人たちにとって、
「ラウブルは繁栄のシンボル」として用いられているようです。
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最後に
いかがでしょうか。
現在のスペイン・フランス国境周辺のバスクと呼ばれる地域は、
ヨーロッパのどの言語の影響も受けていない言葉を話し、
独特と文化を持つ人々が受け継いできた場所でもあります。
国境により、国が異なっていますが、バスクはバスク。
一度、是非!訪れて、歴史・伝統・芸術・美味しい食事を思う存分!
味わってみたいものです。
今回の記事はバスク地方、シンボルについての紹介でしたが、
こちらの記事ではバスク地方の地理と行き方について話しています。
日本から直行便がないからこそ味わえる旅の醍醐味!
参考になる部分も多いと思うので、ぜひ一度目を通していただけると幸いです。
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