大好きなあんこ(餡子)。
つぶ餡もこし餡もどちらも捨てがたい・・・のですが、
最近、「発酵あんこ」という言葉を耳にしました。
気になって調べてみると、数年前から話題になっているとのこと。
そこで今回は、この「発酵あんこ」のことについて調べたことを
まとめて紹介したいと思います。
ぜひ最後まで読んでいただければ幸いです。
「発酵あんこ」とは?
この「発酵あんこ」は、
「小豆麹(あずきこうじ)」や「小豆甘酒(あずきあまざけ)」
とも呼ばれ、材料は小豆、米麹、塩、水から作られる料理です。
「あんこ」は、小豆(あずき)に砂糖を加えて甘く煮たものですが、
「発酵あんこ」は、小豆に麹(こうじ)を加えて発酵させたものです。
砂糖を使用しないため、小豆本来の甘味を引き出されており、
その優しい甘味が特徴です。
発酵させるため、
麹の酵素、乳酸菌、アミノ酸をそのまま多く摂取でき、
健康にも美容にも良いと最近注目を集めています。
「発酵あんこ」は、なぜ砂糖を使わないのに甘いのか?
一般的にあんこは、砂糖を加えて甘味をつけます。
しかし、この「発酵あんこ」は、麹を加えることで、
その酵素により小豆の中に含まれる「デンプン」をブドウ糖に変ることで
自然な甘味を引き出します。
「発酵あんこ」の栄養成分は?
食物繊維、ビタミンB₁・B₂、ポリフェノール、蛋白、カリウム、鉄、小豆サポニン
などがあります。
「発酵あんこ」の健康への栄養効果は?
食物繊維は、腸内環境の働きを改善、便秘を解消し、
老廃物を排出して肌荒れを改善して美肌・アンチエイジングができます。
ビタミンB類は、糖質の代謝を促進し、疲労回復効果があり、
新陳代謝を向上させます。
ポリフェノールは、抗酸化作用が高く、シワやシミを防ぎ、老化予防が期待できます。
タンパク質は、血管、骨、皮膚、血液、筋肉や内臓などを形作る大切な栄養素です。
カリウムは、体内の余分なナトリウム(塩分)を尿と共に排出するため、
高血圧などの生活習慣病の予防が期待できます。
鉄分は、鉄欠乏性貧血の改善ができます。
小豆サポニンは、むくみ改善、利尿作用、血液をサラサラにする、
二日酔いの解毒作用が期待できます。
「発酵あんこ」の健康への効能は?
・肌の老化予防・美肌効果
・便秘解消・ダイエット効果
・疲労回復効果
・むくみ改善・利尿作用・血液サラサラ効果
・二日酔い予防
肌の老化予防・美肌効果
小豆の煮汁をそのまま麹と一緒に発酵させるため、
より多くのポリフェノールを摂取でき、
活性酸素の活動を抑制して肌の老化を予防します。
また、食物繊維が豊富で腸内環境を整え、
老廃物を排出し、美肌効果も期待できます。
便秘解消・ダイエット効果
麹に含まれている善玉菌や小豆の不溶性食物繊維は、
腸内環境の働きを改善、便秘を解消し、老廃物の排出を促します。
そのため、ダイエット効果も期待できます。
疲労回復効果
ビタミンB類は、糖質の代謝を促進させ、疲労回復効果があります。
むくみ改善・利尿作用・血液サラサラ効果
小豆サポニンは、利尿、血液をサラサラにする効果があり、
またカリウムと共に、体内の余分な水分を排出して水分調整し、
高血圧などの成人病予防が期待できます。
二日酔い予防
小豆サポニンは、二日酔いなどのアルコール解毒作用を持つ
と言われており、二日酔い予防が期待できます。
最後に
いかがでしょうか。
砂糖を使用しない、自然の甘味が味わえるというこの「発酵あんこ」。
はじめて名前を聞いた時のイメージと違い、健康にも良い効果が多くあることを
学ぶことができました。
次回は、この「発酵あんこ」の作り方、おすすめの食べ方などについて
紹介したいと思います。
今回の記事では、「発酵あんこ」のこと、栄養成分や健康への効果効能について紹介しました。
こちらの記事では、「発酵あんこ」の作り方について紹介しています。
⇒ 発酵あんこの作り方!小豆と麹でつくるおすすめな甘い発酵食品を食べて健康効果満喫!
こちらの記事では、「おしるこ」と「ぜんざい」の違いについて紹介しています。
⇒ おしるこ・ぜんざいの違いとは?地域により異なるお汁粉と善哉、名前の由来について
参考になる部分も多いと思うので、ぜひ一度目を通していただけると幸いです。
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