フランス世界遺産シェヌ・デ・ピュイ火山群!おすすめ観光地オーベルニュ地方・アクセス

フランス中部にあるオーベルニュ地方。

ここに80個もの火山が一列に並ぶ不思議な大火山地帯があります。

空から見ると「火山のテーマパーク」のようになっていて、

溶岩が生んだ町や湖も見ることができる観光地です。

関連画像

そこで今回は、この大火山地帯「シェヌ・デ・ピュイ火山群」について

調べたことを紹介したいと思います。

是非最後まで読んでいただければ幸いです。

Sponsored Link

フランスの大火山地帯「シェヌ・デ・ピュイ火山群」はどこにある?

フランス中央部に位置するオーベルニュ(Auvergne)地方に

シェヌ・デ・ピュイ火山群はあります。

「オーベルニュ(Auvergne)地方」の画像検索結果

オーベルニュ地方は、フランス中南部、

中央山地(マシフ・サントラル)の中央に位置し、

アリエ県、カンタル県、オート・ロアール県、ピュイ・ド・ドーム県の

4県から構成されます。

関連画像

中心都市は、クレルモン・フェラン。

ドーム山地、ドール山地、カンタル山地をはじめとする

休火山の山頂が点在する場所です。

 

世界遺産「シェヌ・デ・ピュイ火山群」とは?

このオーベルニュ地方に広る火山地帯、

シェヌ・デ・ピュイ火山群ととリマーニュ断層は、

2018年にユネスコの世界遺産に登録されました。

「Chaine des Puys」の画像検索結果

名前の「シェヌ・デ・ピュイ(Chaine des Puys)」とは、

「シェヌ」が「鎖」、「ピュイ」が「小山」で、「小山の鎖」を意味します。

 

8400年から9万5000年の歴史を持つ、約80個の火山が、

長さ32km、幅4kmの地帯に集中し、鎖のように一直線に並ぶ火山地帯です。

 

なぜこのような一直線の火山帯が見られるのか?というと・・・

フランスの中央部は、北から「ユーラシアプレート」、

南から「アフリカプレート」が押し合う場所!だからです。

このプレートの押す力、ぶつかる力から力が上に逃げ、東西に逃げる力が働いています。

大地が薄く引き伸ばされたことで、断層や割れ目ができ、

約10万年前からその割れ目沿いにマグマが次々と噴出したことから・・・

溶岩や火山灰が堆積により形成されてこのような地形がみられるようになりました。

紀元前4040年頃に最後のマグマ爆発が起きたと言われ、現在は活動していません。

 

シェヌ・デ・ピュイ火山群の見どころ、ピュイ・ド・ドームとは?

シェヌ・デ・ピュイ火山群の中で最高峰は、ピュイ・ド・ドーム(Puy de Dome)です。

フランス中央部、中央山地(マシフ・サントラル)にふくまれ、

オーベルニュ火山群の北端部にあるドーム山塊の最高峰です。

関連画像

ピュイ・ド・ドームは標高1465mの死火山で、

ドーム山塊は延長30kmにも及ぶ火山列(シェーヌ・ド・ピュイ)を生み、

噴火口、火山ドーム、溶岩流などの新鮮な火山地形がみられます。

「chaine des puys Train」の画像検索結果

山頂へは麓のビジターセンターを併設する駅から登山列車で登ることができます。

山頂には気象観測所(1876創設)、電波塔と

ガロ・ロマン時代の商業神メルクリウスの神殿の廃虚があります。

関連画像

ピュイ・ドゥ・ドームの周辺は、スカイスポーツが盛んで

パラグライダーや気球に乗って、火山の上空を巡ることができるそうです。

ちょっと怖いですが、アドベンチャー心をくすぐりますね。

 

世界遺産「シェヌ・デ・ピュイ火山群」へのアクセス方法は?

シェヌ・デ・ピュイ火山群の中で、中心都市は、クレルモン・フェラン。

飛行機で行く場合は、クレルモン・フェラン空港かリヨン空港を利用しましょう。

 

鉄道TGVは止まらないため、近郊までは乗り換えていく必要があります。

パリ・ベルシー駅からアンテルシテ鉄道に乗り、クレルモン・フェラン駅に向かいます。

「Intercite clermont ferrand」の画像検索結果

クレルモン・フェランの駅前からピュイドドームまではナベットというバスがあります。

30分程で麓の駅・ビジターセンターに到着します。

 

そこから最高峰のピュイ・ド・ドームへは、

クレルモン・フェラン中心から西へ10kmです!

麓のビジターセンターからは、車いす利用も可能な登山鉄道で

頂上を目指すのがおすすめです。

また、歩いても山頂を目指せるそうです。体力に自信のある方におすすめです。

Sponsored Link

最後に

いかがでしょうか。

 

このシェヌ・デ・ピュイ火山群では、

あの有名なミネラルウォーター「ボルヴィック 」の採水地でもあり、

ピュイ山脈の地下を流れる自然水なのだそうす。

ボルヴィックのボトルに描かれている風景のシルエットが、

このピュイ・ド・ドーム頂上と知り驚きました。

 

また、主峰ピュイ・ド・ドームの山頂では、

物理学者のパスカルが重力の存在を立証した場所!でも有名なのだそうです。

 

実は日本でも、知らずにこの大自然・火山帯に触れていたのですね。

景色・伝統・保養の場として・・・フランス人のリゾート地として有名な当地。

是非いつの日か訪れ、美しい火山が作る風景を見て欲しい場所の一つです。

 

次回は、このシェヌ・デ・ピュイ火山群の付近の町の観光スポット、

見どころを紹介したいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です