テレビ番組「満天☆青空レストラン」(毎週土曜日18時30分~19時00分)で
2018年11月17日に
「江戸時代から続く宮ネギ!衝撃の甘さと食味」という特集があります。
食いしん坊の私としては、知らない名前のネギで
かつ、かなり甘くて美味しい、火を通すとトロトロ・・・
と聞くと、食べてみたい~!!
ということで、抜群の旨味を誇る宮ネギのことがかなり気になり調べてみました。
ジューシー&トロ甘の宮ネギのことを今回は紹介します。
是非最後まで読んでいただければ幸いです。
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まずは、宮ネギとは?
ユリ科ネギ属に分類されるネギ(学名Allium fistulosum L.)です。
別名「ダルマまねぎ」とも呼ばれています。
名前の由来は、栃木市宮町で栽培されていたことから「宮ネギ」とついたようです。
現在は、栃木市の永野川流域の扇状地で栽培されています。
収穫期間は11月上旬から12月末まで。
冬季限定の食材、市場に出回ることも少ないため、
「幻のネギ」ともいわれるようですね。
宮ネギの特徴は?
一般的な長ネギとは異なり、軟白部が太く、短いのが特徴です。
分けつねぎに分類されます。
新鮮なものは、辛い味と香りがよく、
寒さが深まり降霜にあうと葉部は先端から黄変し、
軟白部の甘みが一段と増すといわれています。
さらに、煮ると甘みが増すため、
火を通す料理(すき焼きなど)に好まれて使われてきたそうです!
栽培には14ヶ月もかかる!手間のかかるのも特徴です。
9月に種をまき、次の年の5月連休頃に仮植、
8月のお盆頃に定植をし、11月上旬から収穫が始まります。
種から育て、水に弱い宮ねぎのために高い畝を作って植え付けし、
農薬もほとんど使わず、暑い夏でも除草して手間暇かけて栽培されている宮ネギ。
愛情がこもっている分、より一層、甘く美味しくなるのでしょうね。
宮ネギの栄養・効能は?
においと辛味の成分は、ねぎ特有の辛み成分、硫化アリルです。
この硫化アリルには、血液をきれいにして血行を良くする効果があり、
血糖値を下げる効果もあるため、高血圧・動脈硬化改善・糖尿病に有効といわれています。
白い部分は、糖質を多く含み、ビタミンC・カリウム・カルシウムなどを含み、
緑の葉には、カロテン・ビタミンC・カルシウム・鉄などが豊富に含まれているそうです。
食物繊維も多く含まれます。
殺菌・抗ウイルス作用を持つネギオールは、風邪やウイルスを撃退する働きを持ちます。
寒い時期に血行を良くして体を温めてくれるため、風邪対策・食欲増進する最高の食材ですね。
宮ネギの選び方・保存方法は?
美味しい宮ネギの選び方は、葉の緑色が鮮やかなもので、
かつ、緑と白の境界がはっきりしているものがよいそうです。
美味しく・長い期間食べたい時の保存方法は、新聞紙で包み、
ポリ袋などに入れて冷蔵庫に「立てて」保存しましょう。
ネギが土に植わっているイメージで保存するといい!ようですね。
宮ネギを美味しく食べる方法は?
すき焼き、寄せ鍋、味噌汁、天ぷら、焼き鳥、薬味などにして食べると
美味しく食べられるようです。
宮ネギの歴史は?
栃木県栃木市を中心に栽培されている伝統野菜ですが、
江戸時代頃には、すでに栽培が開始されていました。
栃木の商人が、江戸の地頭役所に出向くときに持参しました。
役人が「他のネギとは到底比較にならない香りと味」と驚き評したという逸話もあります。
このことがきっかけとなり、江戸に歳暮用として宮ねぎを贈る風習が続いているそうです。
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最後に
いかがでしょうか。
伝統野菜で、旬の時期も短く、タイミングを逃せばさらに1年待たなければならない・・・
幻の宮ネギを紹介しました。
江戸時代からその良さが伝えられ、今現在まで残っているということは、
本当に美味しく、人々から愛されてきている野菜!ということに間違いありません。
寒い11~12月の時期にしか出回らないこの宮ネギを求めて、
栃木まで日帰り旅行・・・など素敵ですね。
私もいつの日か、そんな贅沢・食いしん坊旅行をしたいと思います。
今回は、伝統野菜「宮ネギ」を紹介しました。
こちらの記事では、ネギについて紹介しています。
⇒ ネギ・ねぎ・葱!ネギの品種分類、群は?ネギの旬の時期はいつ?
参考になる部分も多いと思うので、ぜひ一度目を通していただけると幸いです。
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