テレビ番組「世界遺産(毎日曜日18時00分~18時30分)」で
2018年10月21日に「NASAも調査!カナダ奇観の島~グロスモーン国立公園」
という特集が放送されます。
カナダ、ニューファンドランド島にある、この国立公園ですが、
フィヨルドがみられる絶景の地で、かつ、この地で火星と同じ石が発見された!
ということでアメリカのNASAが調査に入ったそうです。
さらに珍しい地形も多く、「テーブルランズ」という岩山は、
地下深くにあるはずのマントルが地上に乗り上げて誕生したという珍しい場所です。
カナダに住むものとして、これは押さえないといけない知識!だということで、
早速、調べてみました。
是非最後まで読んでいただければ幸いです。
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カナダ世界遺産、グロスモーン国立公園はどこにある?
カナダ東部、ニューファンドランド州ニューファンドランド島にあります。
グロスモーン国立公園
(仏Parc national du Gros-Morne 、英Gros Morne National Park)と表記します。
カナダ世界遺産、グロスモーン国立公園とは?
1987年、グロスモーン国立公園は、
プレートテクトニクスなど地球科学の歴史が見られること、
また、風景が非常に美しいことから、
ユネスコ世界遺産(自然遺産)に登録されました。
12億年前の地層が現存し、公園面積1805km2、実際に訪れ、
観て回ることもできる世界遺産です。
名前のグロスモーン国立公園の由来は、
フランス語で「孤立した大きな山」「大きく憂鬱な(山)」のことで、
実際にニューファンドランド島にある2番目に大きな山(グロス・モーン山;標高806m)から
名付けたものだそうです。
プレートテクトニクスにより海洋地殻が乗り上げたことにより、
地表に海洋地殻の他、
マントル起源の岩石がむき出しになっている場所(テーブルランド)があります。
さらにオルドビス紀に海底の堆積物から形成された岩石や、
先カンブリア時代の花崗岩、古生代の火成岩も見られるそうです。
この地域にある大きな湖、ウェスタン・ブルック・ポンド (Western Brook Pond) は
直近の氷河期である2万5千年前から1万年前にかけて氷河の侵食で形成された、
フィヨルドです。
この付近を覆っていた氷床が解けた後、氷床の重みで沈んでいた陸塊が隆起し、
フィヨルドから海への出口が閉ざされて淡水湖となったことが起源で、
長さ30kmにわたる狭い湖は淡水で満たされ、
世界の湖の中でもその水質は非常にクリアだそうです。
またこの湖には、北アメリカ大陸東部で最も高い滝、
ピッシング・メア・フォールズ (Pissing Mare Falls) が、湖に注ぎ込んでおり、圧巻です!
世界遺産でみられる植物は、
海岸線沿いでは、強い海風や嵐のために萎縮してねじれてしまった
トウヒやバルサムモミの森がみられます。
また、当地でよくみられる生物は、
アメリカグマ、トナカイ、ホッキョクウサギ、アカギツネ、オオヤマネコ、テン、
ハクトウワシ、ライチョウ、および外来生物のヘラジカなどがいます。
沖合や湾内には、シノリガモなどウミガモの仲間やミンククジラなどが
住んでいるそうです。
世界遺産でみられる、テーブルランドとは?
トラウトリバー (Trout River) の町とウッディーポイント (Woody Point) の町の
間に広がる台地のことを指します。
テーブルランドは、プレート衝突によって地下から地上へ露出した
マントル起源の「かんらん岩」からできています。
かんらん岩は鉄分も多く含み、サビ色をしており、
風雨に晒された表層部の下では、深緑色をしています。
かんらん岩は、マグネシウムが非常に多く、カルシウムはごく少量です。
そのため、植物が生育するのに必要な養分を欠き、
また、重金属を多く含むため、植物には毒となり、育ちにくいため、
ピッチャープラントなどの食虫植物が生育していることが多いそうです。
*出典;Wikipedia
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最後に
いかがでしょうか。
テレビ番組から、今いるカナダのことを知りました。
世界には、まだまだ知らないこと、興味深いことがたくさんあり、
自分の周りのことで一杯の私にとっては、良い刺激になりました。
カナダ東部、また、北部のため、雪が深くなる当地。
いつの日か機会があれば、是非訪れて地球の誕生、プレート移動・衝突の地を
自分の肌で体験してみたいと思いました。
貴方ももし機会があれば・・・是非、世界遺産を訪れてみてくださいね。
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