こんにちは。
今回は、アレルギーシリーズ第2弾。
(⇒ 第一弾;食物アレルギー持ちは予約後から大忙し!海外旅行に英文診断書持参?!①)
食物アレルギーの治療で使われる自己注射薬に
焦点をあてたいと思います。
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前回、学んだこと
まず、食物アレルギーの治療では、
原因となっている食物を必要最小限に除去し、
アレルギー反応を起こさないようにすることが最も重要
ということを学びましたね。
また、原因食物を誤って食べてしまい、症状が出てしまった場合は、
飲み薬や自己注射薬を使用して症状を押さえることが必要です。
これらを使って早めに適切な処置を行い、
アレルギー反応をおさえ、症状を和らげることが、
予後を左右するため、とても大事なのです。
さて、ここカナダでも、アレルギーを持つ方は大勢います。
そのアレルギー症状緩和、特にアナフィラキシーショックに対して
アドレナリン自己注射薬 が使われます。
では、この注射薬は、どういったものなのでしょう?
注射ときくと、ちょっと抵抗がありますよね。
でもとても大事なことなので、
最後まで読んでいただければ嬉しいです。
アドレナリン自己注射薬とは・・・
医師の治療を受けるまでの間、
アナフィラキシー症状の進行を一時的に緩和し、
ショックを防ぐための補助治療剤のことで、
「エピペン(Epi Pen)」と呼ばれています。
注射後は直ちに医師による診療を受ける必要があります。
私のいる、カナダでは、Epi Pen を持っている方は、多いので
認知度は高いと思います。
私の友人も、常にカバンの中に入れており、
何かあった時にすぐに注射できるように準備しています。
エピペンの使用方法
実は、とても簡単です。
安全キャップを外し、服の上からそのまま、
キャップと反対側を太ももに押し当てると、
押し当てた瞬間に自動的に針が出て、刺します。
なので、垂直にしっかりと押し当てましょう。
*参考-Mylanのエピペンの説明ページ;https://www.epipen.jp/about-epipen/struct.html
エピペンの機内持ち込みについて・・・
飛行機内にエピペンを持ち込む場合は、
所持品検査時のトラブルになることがあります。
そのため、トラブルを避けるためにも
「予約時」に機内に持ち込む旨を連絡しておくこと!
が大事です。
また、
機内食にそのアレルギーの原因となる食物が入っていないか、
別の食べ物に変更できるか、等を確認しておくといいですね。
アレルギー表示アクセサリー
エピペンを持っているほど重症なアレルギーを持つ人は、
よくアレルギーや自分の情報をメモした、
ネックレスやブレスレットを肌身離さず、
身に着けています。
あなたの周りの人が、
メディカルアラート(医療上の警告)のマークの付いた、
アクセサリーを持っているか・いないかも
大事な観察点かもしれませんね。
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まとめ
全く知らない・・・
目の前にもがき苦しむ人がいても何が何だかわからない・・・
日本国内でも、偶然、「えっ?!」
と思うような状況に出会うことがあります。
深く、詳しく知る必要はないと思います。
しかし、アレルギーにより、死ぬ可能性があることを
知っていただけでも価値があると思います。
もしもの時、あなたが思い出したこの知識が、
国内外問わず、どこかで役立つかもしれません。
アレルギーにまさに向き合っているその方にとって、
あなたは唯一の救いの手。
その人たちを助けられるのは、あなたの勇気にかかっているのです。
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