こんにちは。
冬の時期に旬を迎えるネギですが、種類によっては通年、食することができます。
収穫される地域や種類により様々なネギを見かけますが、
実は同じネギでも白ネギ・青ネギでは成分が異なるそうです。
そこで今回は、このネギの栄養成分、ネギの効果・効能に関して
まとめていきたいと思います。
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ネギに含まれる栄養成分は？
白（根深）ネギと青（葉）ネギを比べてみましょう。
食品成分表で比較してみましょう。
白ネギと青ネギの100g当たりの栄養成分を示しています。
* 五訂 日本食品標準成分表
下の成分表を見ていただけると分かりますが、
白ねぎは淡白食野菜、青ネギは緑黄食野菜にあたり、
それぞれ栄養成分がかなり違います。
青ねぎには非常にたくさんのカロテンが含まれているそうです。
|
|
白ネギ |
青ネギ |
|
|
エネルギー |
Kcal |
28 |
31 |
|
タンパク質 |
g |
0.5 |
1.5 |
|
脂質 |
g |
0.1 |
0.3 |
|
炭水化物 |
g |
7.2 |
7 |
|
食物繊維 |
g |
2.2 |
2.9 |
|
カリウム |
㎎ |
180 |
220 |
|
カルシウム |
㎎ |
31 |
54 |
|
βカロテン |
μg |
14 |
1900 |
|
ビタミンB1 |
㎎ |
0.04 |
0.05 |
|
ビタミンB2 |
㎎ |
0.04 |
0.09 |
|
ビタミンB6 |
㎎ |
0.11 |
0.12 |
|
ビタミンC |
㎎ |
11 |
31 |
|
ビタミンE |
㎎ |
0.1 |
0.9 |
|
ビタミンK |
㎎ |
7 |
94 |
|
葉酸 |
㎎ |
56 |
110 |
白ネギは、白い部分を食べ、緑部分を食べないため、
青ネギに比べるとβカロテン量が異なります。
ネギの効果・効能は？
硫化アリルによる効果・効能
ネギ特有の強い香りの成分です。
ビタミンB1の吸収を高め、糖質を効率よくエネルギーに変化させることを
助ける効果があり、血行をよくし、
疲労物質である乳酸を分解する作用などがある！と言われています。
血行がよくなることで、生活習慣病の予防にも効果的です。
肩こりや疲労回復にも効果が期待できます。
また、消化液の分泌を促す働きもあります。
強力な殺菌作用と鎮静効果もあります。
この硫化アリルは、刻むことによって沢山作られますが、
非常に揮発性が高いため、時間と共に消えてしまいます！
そのため、よりよく吸収するためには、
食べる直前に刻むことが大事になります！
ネギオールによる効果・効能
ネギの白い部分に含まれるネギオールには、殺菌作用があるといわれています。
胃炎などの原因のピロリ菌にも影響するそうです。
また、ネギオールには発汗作用もあるため、風邪をひいた時には、
熱冷ましの効能も期待できます。
βカロテンによる効果・効能
ネギの緑の部分に多く含まれるのが、このβカロテンです。
これは、強い抗酸化作用を持ち、病気や老化から体を守ってくれます。
また、皮膚や粘膜を強くする効果もあり、風邪予防にも効果的です。
ビタミンCによる効果・効能
強い抗酸化作用を持ち、病気や老化から体を守ってくれると同時に、
美肌効果、アンチエイジング効果も期待できます。
また、免疫力の強化もできるそうなので、積極的に吸収したいですね。
カルシウムによる効果・効能
骨形成や神経伝達に影響を与えます。
ビタミンＫによる効果・効能
血液を固める作用で傷口をふさぐことから、
別名「止血のビタミン」と呼ばれるビタミンＫ。
また、タンパク質を活性化して骨吸収を抑える働きもあり、
老年期の女性に多く見られる骨粗鬆症の予防にも効能があるそうです。
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最後に
いかがでしょうか。
白ネギ・青ネギそれぞれに、効果・効能があり、
それを普段から上手く取り入れていくことで、私たちの生活も向上すると思います。
何気なく食べたり、彩として料理にのせていたネギ。
今後は、ちょっと違った目で、このネギを楽しめそうですね。
今回の記事はネギの栄養成分、効果・効能の紹介でしたが、
こちらの記事ではネギについて、種類・分類について話しています。
私が育った福岡は、青ネギのことをネギと言っていたのですが、
地域によって食べる・親しまれるネギが違うことに驚きました。
⇒ ネギ・ねぎ・葱！ネギの品種分類、群は？ネギの旬の時期はいつ？
参考になる部分も多いと思うので、ぜひ一度目を通していただけると幸いです。
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