こんにちは。
カバナ・スークル・・・
この言葉から、何を思い浮かべますか??
これは、ケベックの春に多くの人が訪れる、フランス語で『さとう小屋』なのです。
「えっ?」ですよね。
といっても、砂糖が山積みになっているわけではなく、
砂糖のように甘い、メープルシロップを扱う場所、『メープル小屋』です。
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カバナ・スークルとは・・・
フランス語で『メープル小屋』、
英語では、別名「シュガーハウス」、「シュガーキャビン」
や「シュガーシャック」とも呼ばれます。
主に東部カナダとニューイングランド北部にこのような小屋が多くみられ、
サトウカエデ 等からとれる樹液を、
職人技によってメープルシロップに製造するところです。
冬の厳しい状況、氷点下では、樹液を抽出することは不可能なため、
主に早春の雪の解凍期間に集中して採取が行われます。
その時期に、このカバナ・スークルはオープンします。
ここカバナ・スークルでは、
メープルシロップ採取経験をしたり、
製造過程を見学したり、
お土産を買ったり、
そしてなんといっても・・・
メープルシロップを使ったケベックの伝統料理を堪能することができます!
歴史
先住アメリカ人の知識とヨーロッパ人の知恵でこのメープルシロップが製造され、
広く知れ渡るようになりました。
フランスのピエール・バウチャーが、
先住民の「宗教的儀式」で作っているメープルシュガーを見たことが、
きっかけとなったそうです。
メープルシュガーの製作は、17世紀にスイスとフランス起源の入植者によって、
貿易または販売のためのシロップの生産、また冬の寒い時期の個人的使用目的で
ニューフランスに導入され、現在まで引き継がれてきています。
* 参考;Wikipedia
メープルシロップ採集
メープルの木は、夏の間に蓄えたデンプン質を糖分に変えて、厳しい冬を乗り切ります。
その糖分が春先に樹液となります。
樹液採取のため、木の幹に小さな穴を開けてパイプを差し込み、そこからポタポタと垂れてくるのを集めます。
そして、その生の樹液を沸騰させて濃縮することで、メープルシロップにするのです。
バケツを木にしばり、樹液を採取するのは昔ながらの方法で、
現在は、木と木の間にチューブをつなぎ、自動で採取できるカバナ・スークルも多くあります。
現地で楽しめる主な伝統料理
・豆 Faves au lard;メープルシロップで甘く煮込んだ豆料理
・飴 ;メープルシロップを固めた飴 (メープルトフィー)
・ハム・ベーコン ;メープルシロップとともに煮込んだ料理
・朝食 ;オムレツやクレープ等にメープルシロップをかけて食べる
・トルティーヤ ;ミートパイ
・自家製ピクルス
・自家製パン
・砂糖パイ Tarte au sucre
などの特産品が食べれたり、お土産として購入することもできます。
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最後に
もし、こちらに春先に訪れる予定があれば、是非カバナ・スークルを体験してみてください。
日本に比べて、砂糖、甘いものの味が違うことを肌で体験することも
思い切ってメープルを食べてカナディアン気分を味わうことも
あなたにとって、貴重な一つの経験になるでしょう。
今回の記事はカバナ・スークルの紹介でしたが、
こちらの記事ではメープルシロップ飴について話しています。
参考になる部分も多いと思うので、ぜひ一度目を通していただけると幸いです。
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