冬の金沢で料理で、昔から受け継がれてきたかぶら寿司。
「かぶら寿し」は金沢の伝統料理であり、地元の名物なのだそうです。
( 参照 ⇒ 石川金沢、伝統郷土料理かぶら寿司とは?特徴、歴史、賞味期限、おすすめ保存方法は?)
「かぶら寿し」のことが気になり調べた際、
地元の方が使っている大きなかぶは入手できなくても、
小さなかぶでも・・・自分でも作れることを知りました。
そこで今回は、かぶら寿司に挑戦するためのレシピを紹介したいと思います。
是非最後まで読んでいただければ幸いです。
まずは、石川県金沢市の名物「かぶら寿し」とは?
石川県金沢市の冬の味覚で、伝統的郷土料理です。
石川県の加賀地方産のものが全国的に「かぶら寿司」として有名ですが、
富山県西部など、能登地方を除く旧・加賀藩の地域で広く作られて愛されてきました。
特にお正月に食べられる季節の料理で、冬の11月から1月にかけて製造されます。
かぶらとは、野菜のカブ(蕪)のこと。アブラナ科アブラナ属の越年草で根菜です。
かぶら寿司(かぶらずし)は、かぶらに切り込みを入れて、
間に寒鰤(かんぶり)を挟み込み、
麹で漬け込んで乳酸発酵させた「なれずし」のことを言い、
発酵させることにより、まろやかな味を味わうことができます。
因みに、「なれずし」とは、馴れ寿司、熟れ寿司とも書き、
魚や肉を塩とごはんで漬け込み、乳酸発酵させたものを言います。
かぶら寿司を実際に作ってみよう!
家庭ごとに様々な味があり、ブリではなくサバでも、カブではなく大根でも
作ることができるそうです。
<材料>
かぶ 2個(葉がついているもの)
ブリ 4切れ(刺身用だと使いやすいです)
にんじん 1/2本
だし昆布 1/2枚
甘酒 200g
塩(粗塩) 小さじ1
ゆず皮 適宜
<手順>
- かぶは皮をむき、輪切りで2等分にします。さらに切り込みを入れてかぶの間にブリをはさめるようにしましょう。イメージは、ホットドックのように切れ込みです。
- かぶの茎、葉は2㎝程度にざく切り、にんじんは細切り、だし昆布ははさみで細切りしましょう。
- かぶ、かぶの葉・茎、にんじんに分量半分の塩をふり、軽く混ぜて、タッパーなどに入れて一晩冷蔵庫に置きましょう。
- 刺身用のブリにも残り半分量の塩をふり、別タッパーに入れて、冷蔵庫で一晩寝かせましょう。
- 翌日、野菜タッパーの水分を絞りましょう。ブリはキッチンペーパーなどで水気をふき取っておきましょう。
- 甘酒に細切りした、だし昆布を混ぜ合わせます。そこに、一度ブリをくぐらせ、甘酒となじませましょう。甘酒にくぐらせたぶりを、かぶの切れ込みにはさみこみましょう。
- 新たに用意した、大き目の清潔なタッパーに、ブリを挟んだかぶを並べ、他の水けを絞った野菜、残りの甘酒・だし昆布をかぶの上に均一にかけて均しましょう。密閉して冷蔵庫で2〜3日寝かせば出来上がりです。
尚、冷蔵庫保存している間は、野菜の水分がかなり出るため、
1日一回、水を切りましょうね。
食べる際は、タッパーから取り出した、かぶら寿司をそのまま食べます。
冷蔵庫から取り出したかぶらずしを、10~15分、外気にさらしましょう。
よりまろやかな味わいになります。
お好みでゆず皮の細切りを散らすと、きれいでまた口の中で風味が広がりますよ。
因みに、作りたて直後2日程はまだ浅漬けで若干甘めの味のため、
始めて食べる方は
浅漬けの段階で試しに食べてみるといいですね。
3日を過ぎると、だんだん乳酸発酵が進み、酸味が増してくるそうです。
お好みで、時期を見ながら食べてみてくださいね。
最後に
いかがでしょうか。
地元の方たちが使う、かぶは大かぶらと呼ばれる小さなかぶではありません。
ですが、気軽に入手できる小さなかぶでも、かぶら寿司が作れること、
またブリ、甘酒も一緒に食べれることを知り嬉しくなりました。
皆さんもぜひ一度試してみては、いかがでしょうか?!
今回の記事では、かぶら寿司の作り方について紹介しました。
こちらの記事では、かぶら寿司について詳細を紹介しています。
⇒ 石川金沢、伝統郷土料理かぶら寿司とは?特徴、歴史、賞味期限、おすすめ保存方法は?
こちらの記事では、甘酒のこと、健康効果について紹介しています。
⇒ 甘酒とは?米麹・酒粕から作られる2種類の違い・健康効果・おすすめの飲み方?[名医]
参考になる部分も多いと思うので、ぜひ一度目を通していただけると幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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