内視鏡外科手術は200年の外科の歴史に対する冒涜するのか?
革新的技術に立ちはだかる保険制度の壁という問題に真っ向から取り組み、
内視鏡不況に努めている日本初のフリーランス外科医がいます。
その内視鏡外科医の名前は、金平永二さん。
現在は、メディカルトピア草加病院の病院長、
内視鏡外科道場「アミーサ」を主宰され、
若手の内視鏡エキスパート医師をそだてられています。
毎週土曜日放送の「世界一受けたい授業」に
2018年10月13日に金平さんが出演することになり、その歩んできた人生、人柄、
現在の活躍までを特集されるようです。
逆風の中でも耐え抜き、今ではよく耳にするようになった内視鏡手術。
じつは、その認知・普及に尽力され続けており、
今では「平成のブラックジャック」や「世界の金平」とまで呼ばれ、
尊敬されているようです。
⇒ 参照:平成のブラックジャック・内視鏡外科医、金平永二先生プロフィール・経歴[世界一授業]
そこで今回は、その金平医師が行っている内視鏡手術「単孔式内視鏡手術」について
調べたことを紹介していきたいと思います。
是非最後まで読んでいただければ幸いです。
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一般的な内視鏡手術とは?
内視鏡手術は、おなかに5mm~2㎝程の小さな穴を数か所あけて、
そこから内視鏡と細い手術器具をおなかの中に入れ、
病気の部分を切り取る手術方法です。
まずおなかの中に、
二酸化炭素ガスを注入して膨らませ(気腹;きふく)、
手術に必要なスペースが確保します。
内視鏡は胃カメラのように細く、直径約1㎝(3mm、5㎜もあるそうです)で、
その先に特殊なカメラが取り付けてあります。
この内視鏡、手術専用のものは「腹腔鏡(ふくくうきょう)」と
専門的に呼ばれています。
腹腔鏡には「CCD」と呼ばれるカメラを取り付け、
おなかの中で動く、カメラからの映像をモニターに映し出し、
内視鏡外科医たちはこの情報をもとに、手術を進めていきます。
直接に体の中を見ないため、
このモニター上の「二次元の世界」で手術を行うという困難!
が、この手術が難しいところだそうです。
指・手を直接入れないで、鉗子と言われる手術器具を使いますが、
先が数ミリの手術器具を自分の思うように円滑に操作することは
容易ではありません。
特に器具を使用して糸を結ぶ!といった複雑な手技は、熟練を要します。
病気の部分をめざし、その部分を切り取る!という極小世界の手術なのです。
平成のブラックジャック、金平さんが行う単孔式内視鏡手術とは?
従来の内視鏡外科手術と違い、
金平医師は、おへその穴から手術用の器械を入れ、
胃や大腸の腫瘍を取り除く、
「単孔式内視鏡手術」を行うそうです。
もともと大きな切り傷をつけずに行われますが、
さらに最小限の穴しかあけないという、究極の体に優しい手術なのです。
ただし、状況、病気の部分や大きさなどによって単孔式ではなくなります。
それは・・・例えば、悪性腫瘍、ガンなどの場合、
穴の大きさ、数も今後について、美容に関して大事ですが、
それより大事なことは、患者の命と病気の完治!!
病気、悪い部分を取り除ききることの方を選ばれます。
内視鏡手術のメリット・デメリットは?
体を大きく切って手術する開腹手術と比較して、
メリット(長所)とデメリット(短所)をみてみましょう。
<メリット>
開腹手術に比べて傷が小さい
出血量が少ない
術後の痛みが少ない
術後の回復が早い
腸閉塞という、術後の合併症を起こすリスクが少ない
入院期間が短く、早期退院でき、社会復帰がより早くできる(普段の生活に戻るのが早い)
<デメリット>
開腹手術に比べて手術時間が長い
開腹手術に比べて手術難易度が高い
可能な手術が限られるため、適用を確認する必要がある
保険適用されるため患者さんへの負担に大きな差は生じないが、医療コストは高い
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最後に
いかがでしょうか。
平成のブラックジャック!、世界の金平!といわれる金平先生。
自分の芯を持ち、信じる力、患者さんのことを考え何をすれば喜んでもらえるか・・・
常に考えていらっしゃるのでしょう。
誰でも病気になる、病気の恐れがあるということはストレスで、
不安と恐怖でいっぱいです。
でも、日本にもこのような患者思いで意志の強いお医者様がいる!ということを知り、
嬉しく感じました。
現在でも、内視鏡手術に用いる手術器械、器具、その他の医療にかかわるものは
次々と進化しています。
今後も、内視鏡手術を進化させてくれるだろう、金平先生をはじめ、他のお医者様、
日本の内視鏡にかかわるすべての方に・・・エールを送りたいと思います。
今回の記事は内視鏡手術(単孔式内視鏡手術)の紹介でしたが、
こちらの記事では、日本に内視鏡を広めるために日本初のフリー外科医になった、
金平先生のプロフィールなどについて話しています。
⇒ 平成のブラックジャック・内視鏡外科医、金平永二先生プロフィール・経歴[世界一授業]
参考になる部分も多いと思うので、ぜひ一度目を通していただけると幸いです。
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