こんにちは。
先日、氷河ハイキング中の事故についてニュースでみました。
実際に調べてみると、氷河、氷河の青い色に興味があり前回紹介しました。
前回の復習をしますと、氷河とは山に積もった雪が融けきらずに残り、
山地では重力で、平坦な台地では氷の重さによる圧力で、
長い年月をかけて圧縮してできた氷の塊のことを言います。
氷河の上を歩く!というツアーがあり、
ハイキングコースとして皆に親しまれていますが・・・
実は思わぬ落とし穴があるのです。
それは、クレバスという「穴」です。
実は、このクレバスは単なる穴ではありません。
侮ることのできない命の危険が隣り合わせの穴なのです。
そこで、今回はその「クレバス」について紹介したいと思います。
[the_ad id=”616″]
クレバスとは?
クレバスとは、英語でCrevasseと書きます。
氷河や雪渓などに見られる、深い割れ目のことを指します。
クレバスの形は?
クレバスの壁面は垂直に近く、その幅は数cmから数mと様々です。
クレバスの底部までの距離は、大体10m前後と言われていますが、
場所によっては、数十mにも達するところもあります。
壁面下部は雪が圧縮され固結した氷状となっているといわれます。
クレバス内には、氷が融解してできた水が流れている場合もあるそうです。
場所によってはクレバスの地表面が雪に覆い隠されていることもあり、
この場合はクレバスの発見が困難になり、誤って落ちてしまうと大変危険です。
このような隠れたクレバスを、特にヒドゥンクレバス(hidden crevasse)と呼んでいます。
ヒドゥンクレバスとは?
雪に覆われて、クレバス自体が見えなくなっている隠れたクレバスのことを意味します。
これは、積雪や強風により雪が飛び、
クレバスの穴を覆ってしまうことで見えなくなってしまいます。
登山家の方のように山歩きや氷河の上を歩くことに慣れている方たちでも、
このヒドゥンクレパスは怖いそうです。
それは、普通のクレパスは穴が見えている分、回避できるのですが、
ヒドゥンクレバスは、どこに穴があるかわからない分、
回避できない=落下の危険が高いからです。
クレバス上・付近を通る際の安全対策は?
通常はクレバスを避けて移動します。
どうしてもクレバスの上を越えなければならない場合は、
安全対策を取った上で越える!ことがとても大切になります。
例えば、命綱などのロープ、梯子などを使って、クレバスを突破します。
なお、クレバス内への転落者捜索などのためにクレバス内に入ることもあります。
その際は、落下対策として雪山登山の装備を用具を持参して降りるそうです。
[the_ad id=”616″]
最後に
いかがでしょうか。
氷河を見に行く、観光する、ハイキングするなどのツアーもありますが、
ヒドゥンクレバスの様に避けようがないクレバスも中には潜んでいることを・・・
常に気にかけていないといけません。
特に冬山登山は、専門家と十分な装備で挑む!細心の注意を払うことを忘れないようにしましょう。
今回の記事は危険なクレバスについての紹介でしたが、
こちらの記事では氷河について紹介しています。
参考になる部分も多いと思うので、ぜひ一度目を通していただけると幸いです。
コメントを残す