ブラジル人の友人が、小腹が空いた時に手にした袋の中にあったのが、
この「カシューナッツ」。
袋の裏側にのっていたカシューナッツの花のようなものについている白い種子。
自分の想像していたカシューを超えていて・・・ちょっと驚きました。
カシューナッツは、その歯触りのよさと濃厚で甘みがあることから
好きなナッツにあげる人も多いはず・・・
ということで、まだまだ知らない魅力あふれるカシューナッツのことを
知りたいと思い調べてみましたのでまとめたものを紹介したいと思います。
ぜひ最後まで読んでいただければ幸いです。
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カシューナッツとは?
カシューナッツの木は、学名:Anacardium occidentale、英語名:Cashewで
ムクロジ目ウルシ科アナカディウム属に属する植物です。
原産は中南米の北部か北東部地域、並びに西インド諸島各域で、
熱帯地域・亜熱帯地域の適度な降雨量のある地域に分布しています。
10~15mほどの常緑高木に成長し、赤や黄桃色の花が、
早咲きで11~1月、遅咲きで1~3月頃咲きます。
開花後、およそ2~3ヶ月で勾玉状の果実が結実・完熟し、
果実は根元にある花柄部分が肥大して5~12cmほどの果托をつけ、
その先端に灰褐色の殻に覆われた種子をつけます。
この種子を「カシューナッツ」と呼んでいます。
果托は、成熟するとリンゴのような芳香があることから
「カシューアップル」と呼ばれます。
ラテン語でアナカディウムAnacardiumとは、
「ana(上向き)」と「-cardium(心臓)」の意味からなる造語で、
その果托の着果形態が「上向きの心臓」の形に見えることから・・・
命名されたと言われています。
主な生産国は、ベトナム、インド、ブラジル、ナイジェリアなどです。
カシューナッツを加工する技術は、インドやベトナムが持っており、
世界中で作られたカシューナッツは殻つきのまま加工する国に送られます。
因みに日本はベトナムからの輸入が増えているそうです。
カシューナッツの栄養成分は?
約50~70%を占める脂肪分のオレイン酸、炭水化物、タンパク質、
ビタミンB1などのビタミン類、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅などのミネラルを含み、
5大栄養素を全て、かつ、豊富に含んでいることが知られています。
実は、果托・種子だけではなく、種子を覆う殻はオイルとして利用でき、
果托は、ジュースやピューレとして食されています。
またチュクナ語族系の原住民は
果托を胃腸粘膜保護、解熱に薬効のある生薬として利用します。
栄養成分表 100g中のカシューナッツ七訂食品成分表(2015)
水分 |
3.2g |
カルシウム |
38㎎ |
タンパク質 |
19.8g |
リン |
490㎎ |
脂質 |
47.6g |
鉄 |
4.8㎎ |
食物繊維 |
6.7g |
ナトリウム |
220㎎ |
灰分 |
2.7g |
カリウム |
590㎎ |
エネルギー |
576kcal |
マグネシウム |
240㎎ |
ビタミンB1 |
0.54㎎ |
亜鉛 |
5.4㎎ |
ビタミンB2 |
0.18㎎ |
銅 |
1.9㎎ |
ナイアシン |
0.9mg |
コレステロール |
0 |
カシューナッツの100gあたりのカロリーは?
気になるカシューナッツの100gあたりのカロリーは、576 kcalです。
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最後に
いかがでしょうか。
食べるとふんわり甘いカシューナッツは昔から機会があれば食べていましたが、
実は5大栄養素すべてを含む凄いナッツと分かり驚きました。
今度スーパーに行ったら、
カシューナッツの袋に思わず手を伸ばしてしまいそうですね。
今回の記事では、カシューナッツの紹介と栄養成分、カロリーについて記載しました。
こちらの記事では、カシューナッツの健康への栄養効果と効能について記載しています。
⇒ カシューナッツは美味しく栄養満点!カシューナッツの健康への栄養効果と効能を知ろう!
参考になる部分も多いと思うので、ぜひ一度目を通していただけると幸いです。
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