日本泳法(古式泳法)とは武術?流派・種類 次世代に伝承したいオススメの泳ぎ方!

小さな頃に父親から習った横向きに泳ぐ方法。

父から服を着たまま水に落ちたり、おぼれた人を助ける時に使う方法と

習っていたからです。

 

小学生だった私は、いつものようなクロールでも平泳ぎでも背泳ぎでもない

新しい泳ぎ方が楽しくて、海、近所の川、プールなどどこでも

横に泳いで楽しんでいたことを覚えています。

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そんな思い出の横向きに泳ぐ方法のことについて気になり調べてみました。

実は、「日本泳法」と呼ばれていると知りました。

奥がかなり歴史・伝統があり、驚きましたので紹介したいと思います。

ぜひ最後まで読んでいただければ幸いです。

 

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日本泳法とは?

日本泳法は、「古式泳法」、「古流泳法」とも呼ばれ、

日本で古くから伝えられている泳ぎ方のことを指します。

 

武術としての起源や発展の歴史をもつものが多いと言われています。

いつ頃発案されたという記録はありませんが、古くは水練や水馬に関する功名話は、

鎌倉時代の軍記物語に多く出てきますが、「水術」として確立したのは

江戸時代初期以降に完成したとされ、以後約400年の歴史を持っています。

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各藩の武士が弓、剣、槍、馬術などの武芸と共に水泳も習得したことに始まります。

江戸時代の武士たちの必須武術として重んじられました。

実は初期の段階では組織的な訓練は行われませんでした。

次第に専門的指導者が現れ、海や川での戦闘、あるいは護身のための泳ぎなど、

各藩独自の泳法流派が確立するに至ったと言われています。

 

江戸時代に発展しますが・・・実戦がなかったために、武術としての実用性よりも

主君の前で演武し協調性を重んじる泳ぎ方も少なくなくありません。

 

日本泳法という名称は、明治以降につけられましたが、

本来の名称は、「水術」「水練」「踏水術」「游泳術」「泅水術」

などと呼ばれていたそうです。

 

個人の泳速を競うことより、

隊列を組んでの遠泳など海や川での遊泳を主体にしています。

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通常の泳ぎ方だけではなく、視界を保ったまま飛び込んだり、

泳ぎながら弓を射たり、剣や槍を使用したり、

甲冑など武装したままの着衣水泳したり、水中での格闘技術、

立ち泳ぎの体制での火縄銃の射撃など水中での戦闘技術、

流派によっては操船術も含むものまであります。

さらに、捕虜になったことを想定して拘束状態で前進を行う

奥義泳法の「全身がらめ」といった危険な技も継承されているそうです。

 

日本泳法の流派とは?

日本水泳連盟公認の流派は13流派あります。その13流派とは・・・

観海流、水府流 (上市系、下市系)、水府流太田派、小堀流 (踏水術)、神伝流、水任流、山内流、岩倉流、小池流、能島流(野島流)、神統流、向井流、主馬神伝流

です。これらの流派名は、

流派を創始した人の名前、流派が生まれた地名、流派の信条や尊厳などから

名づけられています。

 

7つの日本泳法の資格を認定しており、

範士、教士、練士、游士、如水、和水、修水

を日本泳法の資格を認定しています。

 

なお、各々の流派が泳法技術の練度によって制度化している段位・各種目録などは、

その流派内においては絶対的なもので、他流派のものとは対比できないそうです。

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日本泳法の泳ぎの種類は?

ほとんどの流派は、男女とも普通の競泳用水着を着用して一般のプールで練習し、

特別なイベント時に甲冑や褌などの伝統的スタイルで泳ぐそうです。

 

基本的な泳ぎの体位には、平体・横体・立体があります。

各々の流派の発祥の水域にみあった泳ぎで、

各泳法の動作に目的と決まりごとを持つ・・・ということが特徴です。

 

スピードを主とした現在の「競技泳法」と

「標準泳法」としてクロール、背泳、平泳、伸泳(のしおよぎ)、片抜手、抜手、

煽足(あおりあし)、立泳、潜り、浮身、逆飛(さかとび)、立飛の12種で、

足の動作は、ばた足、扇足、蛙足、踏足の4種が使用されます。

 

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最後に

いかがでしょうか。

 

溺れそうな時、溺れた人を見かけた時、

こんな泳ぎ方があるから覚えておくといい・・・

と言われて見よう見真似でしていたことが、

実は伝統ある日本古来から伝わる伝統武術の一つと知り、驚きました。

調べていけばいくほど、奥が深く、日本全国で土地の特徴を生かした泳ぎ方もあり、

とても興味深く感じました。

両親をはじめ、祖父母、ご近所の方々など、昔を知る方から何かを教わることは、

本当に意義があると改めて思いました。


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