2018年夏、南米コロンビアの大秘境が世界遺産に指定されました。
皆さんは、その世界遺産のある公園を知っていますか?
実はこの大秘境は、ロストワールドと言われるほど大自然が広がっている場所です。
その名前は、コロンビアの「チリビケテ国立公園」。
そこで今回は、このコロンビアの「チリビケテ国立公園」について調べたことを
紹介していきたいと思います。
ぜひ最後まで読んでいただければ幸いです。
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コロンビアの大秘境「チリビケテ国立公園」とは?
南アメリカ大陸、コロンビアにある自然公園の名前は、
「チリビケテ国立公園
(Chiribiquete National Park または Serraníade Chiribiquete)」です。
チリビケテ国立公園は、コロンビア南東部、アマゾン川流域に位置します。
有史以前からそそり立つ岩山、滝や深い峡谷、川、湖、熱帯雨林に囲まれている
コロンビア最大の保護区であり、国立公園です。
2018年世界遺産委員会において、
公園内にある岩絵「ジャガーのマロカ(The Maloca of the Jaguar)」が、
世界複合遺産として登録されました。
*世界複合遺産とは、世界文化遺産と世界自然遺産の両方の価値を持つ遺産のことを指しています。
シエラ・デ・チリビケテと呼ばれる、
山間部にそそり立つテプイ(卓上大地、テーブルマウンテン)は、
頂上はテーブル台のように平たいのですが、
山の周囲は高さ300mから500mの断崖となっており、独特な景観を作り出しています。
ギアナ高地のテプイに比べてより複雑な形状のテーブルマウンテンが
自然の壮大さを感じることができるをいわれています。
岩絵に描かれているものは?なぜジャガー?
実は、このテプイ、麓周辺には、
約1万年以上昔の60にも及ぶ岩陰遺跡と75000点以上の岩絵が残っています。
岩絵には、狩猟の場、戦争、舞踊、儀式などが描かれています。
この地は、古代民族にとって神聖な場所と考えられており、
古代の文化を垣間見ることができます。
なぜ「ジャガー」が神聖視されているかというと・・・
それは、「力、パワー」と「繁栄、多産」のシンボルだからです。
そのため、古代よりジャガーが権力を示し、豊饒を祈るために
崇め奉られてきました。
なぜ今まで調査・開発されずに取り残されてきたのか?
実は、理由があります。
ごく最近まで、コロンビアの反政府ゲリラの拠点となっていた当地は
撮影不可能だったこと、
また当地に文明と隔絶した生活を送る人々が暮らしており、
その先住民たちを守ること、
これらを目的に保護の観点から、最近まで一般人の立ち入りは禁止されていたことが
調査・開発されてこなかった理由です。
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最後に
いかがでしょうか。
ごく最近まで存在は知られていても調査が許されていなかった
コロンビア・アマゾンの奥深くに隠された秘境チリビケテ。
広大な国立公園、アクセスの難しさ、先住民が今でも住み続けているといわれ、
チリビケテのごくわずかな部分だけが探検を許されているそうです。
本物の「ロスト・ワールド」が広がる貴重で神聖な場所。
今回の世界複合遺産登録をきっかけに更なる調査が期待できそうですね。
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