高血圧は自覚症状がなくても、ある日突然生命に危険を及ぼす病気です。
気温の低下や急激な寒暖差によって、冬になると上がってしまう血圧上昇は
特に危険と言われています。
日常生活に潜む意外な血圧上昇ポイントに迫る「冬の高血圧突然死」。
そこで今回は、この気になる突然死、突然死のリスクが上がる行動、
突然死の前兆はあるのか?ということに焦点を当てて
紹介していきたいと思います。
ぜひ最後まで読んでいただければ幸いです。
まずは、突然死とは?なぜ突然死は怖いのか?
突然死とは「予期していない突然の病死」のことをいいます。
医学的定義は、「発症から24時間以内に死亡に至る」ものといわれ、
病院に運ばれ、翌日に亡くなるといった症例も突然死に含まれます。
突然に死が訪れることは、「ピンピンコロリ」で理想的・・・と思いがちですが、
実は残念なことでもあります。
それは、自分自身でやり残したことがある場合・・・かなり無念ですよね。
伝えたかった思い、渡したかったもの、最後にもう一度・・・
という願いは叶えられません。
また、残された家族にとっても驚き、ショックやストレスを受け、
心構えができていないために・・・余計な心配・負担や迷惑をかけてしまいます。
さらに、亡くなる本人の準備期間もないため、遺言などが整理されていないことが多く、
そのことにより、新たな家族間のもめ事を引き起こしかねません。
突然死の原因は何?
原因としては、急性心筋梗塞、狭心症、心不全などの
病気によるものが6割以上とされ冠動脈に異常が現れたり、
約1割は心臓の構造に関わる病気、約1割は不整脈による心臓病など
循環器系のトラブルの割合が多く、他の原因も脳血管障害、消化器疾患、
高血圧や糖尿病などの生活習慣病の人は、特に心筋梗塞や脳梗塞の発症リスクが高く、
突然どのような病に倒れるかわからない・・・状況なのです。
また、突然死は加齢とともにリスクが上がり、男性は女性の2~3倍、
突然死のリスクが高いといわれています。
生活習慣病の人は、冬場の急激な血圧変動が心臓や脳に負担になるため注意しましょう。
肥満の人は、就寝中の睡眠時無呼吸症候群も突然死のリスクを高めます。
睡眠時無呼吸症候群は、寝ているときに10秒以上呼吸が止まり、熟睡を妨げ、
心筋梗塞、不整脈、脳卒中などにつながると言われ、また、
就寝中に呼吸が止まっても本人は気づかないため、
放置することで命の危険につながる可能性があります。
突然死の前兆はあるのか?
ほとんどの場合、心臓や循環に関係するトラブルから突然死が訪れます。
そのため心疾患などの病気の症状が、前兆として表れることが多いと言われています。
例えば・・・
胸痛
胸部の息苦しさ
肩から上腕にかけての痛み(放散痛)
嘔気・嘔吐
下顎痛、歯痛
腹痛、腹部不快感
などがあげられています。
ストレスを抱えているときなど精神的に追い詰められている時に出てくる症状も
同じようなことがあるため、ついつい見逃しがちです。
心疾患の症状は、胸が痛いだけではない!!ということを覚えておいてくださいね。
最後に
いかがでしょうか。
今回は、突然死について紹介しました。
病気で長期に悩む方がいいのか、突然死であっという間に・・・という方がいいのか、
甲乙つけられませんし、選ぶこともできません。
ただし、一つ言えることは、突然自分の身内が、自分の目の前からいなくなることは
悲しみ・ショックは計り知れないということ。
いつも、普段から口をそんなに利かなくても、やはりいなくなれば寂しい。
だから、できれば突然死はしてほしくないというのが、私の本音です。
改めて自分のこと、家族のこと、周囲にいる方たちのことを見つめる良い機会になりました。
皆さんも一緒に、健康で有意義な生活を心がけてみませんか?!
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