詐欺師フランク・アバグネイルさん!プロフィール、家出・きっかけは?

医師?弁護士?パイロット?になりすました詐欺師がいるということで、

気になり調べてみました。

 

実は詐欺師は世界各国、沢山いるのですね・・・

その中で、印象的だった一人、アメリカ人のフランク・アバグネイルさんを

今回は紹介したいと思います。

彼の詐欺について、後に映画化もされていました!

是非最後まで読んでいただければ幸いです。

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詐欺師、フランク・アバグネイルさんのプロフィールとは?

名前は、フランク・ウィリアム・アバグネイル, ジュニア(Frank William Abagnale, Jr.)さん

1948年4月27日生まれ

アメリカ、ニューヨーク州ウェストチェスター郡ブロンクスヴィル出身

アメリカ人の父フランク・アバグネイル・シニアさんとフランス人の母ポウレットさん

4人兄弟の真ん中として生まれ、幼稚園から高校までカトリックの学校に通いました。

16 歳のとき、両親が離婚し、家出。

そこから詐欺師として人生が始まります。

現在は、サウスカロライナ州チャールストン在住。

奥様と3人のお子様がおり、その内一人は現在連邦捜査局に勤めているそうです。

「frank william abagnale jr」の画像検索結果

以前行なっていた信用詐欺、小切手詐欺、身分詐称、脱出・

逃走などの犯罪歴で知られるフランクさん。

航空機パイロット、医師、連邦刑務局職員、弁護士など

少なくとも8回の身分詐称を行なったとして有名になりました。

21歳になるまでに警察の拘留から2回(1度は空港誘導路、もう1度は連邦刑務所)

逃走に成功しました。

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1980年、半自伝「Catch Me if You Can」を出版し、

2002年、スティーヴン・スピルバーグ監督のもと、

レオナルド・ディカプリオがフランク・アバグネイル役でこれを基にした

映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』が公開されました。

この映画には、フランクさん本人も

ディカプリオを取り押さえるフランス警察官の1人として出演しているそうです。

「frank william abagnale jr」の画像検索結果

フランクさんの両親の離婚裁判で受けた心のダメージとは?

私は、ニューヨークの北部で四人兄弟の真ん中として生まれ、

フランクさんは、幼稚園から高校までカトリックの学校に通いました。

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16 歳の時、両親が離婚することになりました。

学校に父と兄が教室まで迎えに来たそうです。

学校の玄関を出た時、父親からお願いされます。

「お兄ちゃんと一緒に郡庁所在地の家庭裁判所まで行ってくれるかい?」

と言ったそうです。

この時、初めて両親が離婚すること、

自分たちの実に何かが起きていることを知りました。

「American Court family NY」の画像検索結果

家庭裁判所に行くと、すでに両親の離婚裁判が始まっていたそうです。

フランクさんは、裁判官に言われるがまま、両親の間に立ちますが、

裁判官は一度もフランクさんのことを見ず、目を合わせず、

紙に書かれた判決文が読み上げ、両親の離婚が成立したことが宣言し、

自分のことを無視していると感じました。

 

また、裁判官は、未成年のフランクさんに

両親のどちらと一緒に生活するのかを選ぶように言い渡し、

フランクさんに10分の猶予を与えました。

この時、ロビーで待機をした両親でしたが、

フランクさんはどちらかなんて選べないと思いました。

 

藁にもすがる思いで・・・その10分間にロビーに出てみたフランクさん。

 

しかし、両親どちらも、フランクさんには声も掛けず、目も合わせなかったそうです。

そして・・・フランクさんは泣きながら法廷を飛び出し、そのまま家出しました。

「Teen is running away」の画像検索結果

なぜ、フランクさんは詐欺師になったきっかけは?

実は、この詐欺師になった理由は、生きていくためでした。

 

家出をして最初に向かったのはニューヨーク。

フランクさんの父親は、マンハッタンの文具店で配達の仕事をしていたため、

フランクさん自身も土地勘がありました。

配達の仕事を探し、広告を見ていくつかの求人に応募しますが、

採用担当者に年歳を聞かれて正直に「16 歳の高校生です」と答えると、

給料はほとんどもらえず生活は困窮していました。

 

フランクさんは、16歳でしたが、

身長180cm以上あり、また髪の色も銀色(灰色)であったため、

容姿から・・・年齢を偽り始めました。

「America NY 1960」の画像検索結果

ニューヨークでは、運転免許証は 16 歳から取得できますが、

未成年だと写真が貼られないため年齢がバレてしまいます。

そこで、10 年早く生まれたことにし、

26 歳と偽って別の身分証明書を作り偽りました。

 

年齢をごまかして仕事に応募すると、

給料は増額しましたがそれでも足りませんでした。

そこで思い出したのが、

父親からガソリン代を払うためにもらっていた小切手帳。

10 ドル・20 ドルと書いては、小さな町の銀行で換金し生活していましたが、

それも最後には使い果たしてしまったようです。

「Cheque american 1960 Frank abagnale」の画像検索結果

フランクさんは、生きるためとは言え、

このようにして小切手を使って違法行為に手を染めました。

道徳、法律、倫理、すべてに背いて生きてきたことを認めています。

 

フランクさんは現在?

連邦捜査局アカデミーや現場事務所でコンサルタントや講師をしています。

また金融詐欺のコンサルタント会社、

アバグネイル・アンド・アソシエイツを経営しています。

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最後に

いかがでしょうか。

 

離婚は、子供にとって両親の離婚はとても残酷です。

そして、裁判官から10分で両親のどちらか一方を選ぶように言われたことも残酷です。

フランクさんはいたたまれなくなり、家出し、信用できる人もおらず、

生きていくために詐欺をしました。

 

詐欺は、決して良いものではありません。

それは、色々な人を傷つけ、どん底に突き落とし、

人生を台無しにしてしまう可能性があるからです。

「America NY 1960」の画像検索結果

フランクさんの犯罪は決して消せませんが、その犯罪に服役し、

さらに再復帰、再挑戦の機会を与えたアメリカの寛大さも凄いと思いました。

アメリカ政府のために働き、そして今度は犯罪者から犯罪対策の

セキュリティーコンサルトとして活躍されていることも・・・

大変な過酷な状況の克服、心の入れ替え、奥様をはじめとする様々な周囲の人たちの

支えがあったことに間違いないでしょう。

 

刑期が終わった今でも、セキュリティー対策の専門家として

犯罪者としての心理を活かしながら活動されているフランクさん。

今後も世のため、人のために犯罪対策に努力され、素敵な老後を家族の皆さんと

過ごされることを・・・心より願っています。

 

次回は、フランクさんが実際に行った詐欺の手口の例、逃走劇、逮捕されたことなど

について紹介したいと思います。

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