テレビ番組「名医のTHE太鼓判!」(毎週月曜日19時00分~20時00分)で
2018年12月10日に
【冬の最強鍋…老化を防ぐ!】という放送があります。
血管と骨を老化させる糖化が、体に悪影響を与えるとし、
その原因物質である悪玉物質AGEについて特集しています。
血管と骨を老化させる?
「AGE」とは何だった?
「糖化」とは何?
と色々気になることがあり、早速調べてみましたので紹介したいと思います。
是非最後まで読んでいただければ幸いです。
「糖化」とは?
糖とタンパク質を加熱することで、見た目が褐色に変化します。
これを「糖化」といいます。
この糖化の正式名称は、「メイラード反応」と呼ばれ、
私たちが料理を調理する際、風味づけ・色付けなどで
人々の食欲をアップさせる効果的な方法として、
食品加工の上で利用されてきたものです。
なぜ、「糖化」は体に悪影響を与えるといわれるのか?
糖化は体の中でも起こる反応で、
食事でとり込まれた糖質(炭水化物)は血液中のブドウ糖(=血糖)に変化します。
しかし、各組織を作るタンパク質と共に体温によって加温されることで、
血液中の糖質までもが体内でゆっくり結合し、
食品と同じように糖化反応が起きているのです。
糖化の反応が体内で起きると色々な悪影響を与えるということがわかっています。
体内の組織をつくるタンパク質に変化が起こり、
茶色くなり、組織が硬く、もろくなります。
タンパク質の機能にも影響が現れ、
最終的には糖化反応によって
糖化最終生成物AGEs(advanced glycation endproducts)
が生成します。
老化の原因をつくる物質AGEsとは?
AGEsとは、1つの物質の名称ではなく様々な種類の化合物の総称をいいます。
タンパク質と糖が加熱されて結合することで生まれる悪玉物質AGEsは、
細胞が持つ本来の働きを劣化させてしまい、
一旦できてしまうと元には戻らず、体に蓄積されていき、
それがさらに悪影響を与えてしまう・・・
残念な悪玉物質なのです。
健康面あるいは美容面でも様々な問題を引き起こすAGEsは、
体内に溜め込むと、肌の弾力が失われ、シミやくすみができやすくなり、
容姿の変化・悪影響もあると言われており、
可能な限り若く居続けたい、健康を願っている私たちとしては避けたい物質です。
悪玉物質AGEsが増加するのは、他の原因もある?
AGEsは糖化の影響だけでなく、飲酒、喫煙、脂質の多い食品の過剰摂取といった
様々な要因によっても生成されることがわかっています。
また、酸化ストレスや紫外線により
糖化反応が促進されるとも言われています。
最後に
いかがでしょうか。
いったん体内にAGEsができてしまうと、残念なことに蓄積さえ続け、
体外にでない残念な物質だと学びました。
さらに嫌なことは、それが健康に及ぼす効果。
お肌の張りがなくなり、固く、皺が増え、黄褐色が強くなるなんて・・・
ついつい、鏡の前で自分の顔をチェックしました。
皆さんも、良ければ・・・チェックしてみましょう。
次回は、どのような食品にこの悪玉物質であるAGEsが多く含まれるのかを紹介したいと思います。
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