漫画家、諫山創さんの極意!新劇の巨人、連載経緯・キャラクター術心得?漫画家志望者へ

人間が巨人に次々と喰いちぎられる・・・という、

残酷で強烈な描写と独特な世界観のストーリーを持つ、漫画「進撃の巨人」。

コミックの発行部数は、7600万部を超え、

世界18言語に翻訳され180か国に展開、

近年ハリウッドで実写映画化されることも決定しました!

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まさに世界的人気を誇る漫画を描くのは、漫画家、諌山創さんです。

 

進撃の巨人のストーリーは、人食いの巨人が地上をのし歩きまわる時代に、

残されたわずかな人類は大きな城壁の中で怯えて暮らしていますが、

大型巨人の出現で壁が崩されてしまい、

巨人と人間による生き残りをかけた壮絶な闘いが始まります。

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テレビ放送の際、夜中にもかかわらず見て気になっていた作品ですが、

漫画家の諌山さんは、この作品がデビュー作でもあるときき、驚きました。

今回は、彼が述べている漫画家志望者に向けた極意、

新人時代の心得、連載デビューまでの経緯、キャラクター術に共感したため、

共有、紹介したいと思います。

是非最後まで読んでいただければ幸いです。

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漫画家、諌山創さんのデビューまでの経緯は?

諌山さんが進んだ漫画家デビューまでの経緯は以下のようでした。

持ち込み・投稿

新人漫画賞(MGP)に応募

新人賞に入賞

連載決定

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持ち込み・投稿

漫画家としての第一歩としては、

編集部への作品の「持ち込み」

漫画賞への「投稿」

などから始まることが多いといわれています。

 

諌山さんが、自分の作品を編集部に「持ち込み」をしたのは19歳。

当時通っていた専門学校の集団持ち込み会で上京した時のことだったそうです。

「緊張して、胃が痛かった」と後に言われていますが、

「当たって砕けろ」の精神で原稿を持ち込まれました。

 

実は、いくつかの少年誌の編集部へ持ち込みをしましたが、

画質などが「拙い(つたない)」と言われ、断られたそうです。

 

そして、最後に持ち込んだのが、マガジン編集部でした。

しかし、ここで「絵に力がある!」と評価をされたのです。

そして担当の方が付くことになったそうです。

 

学校に通っていたため、講師などに見てもらい、

原稿を投稿するという選択肢もあったそうですが、

諌山さんは持ち込みにこだわりました。

その理由は・・・

小学生時代からの夢を一度「ダメだ」と言われないと諦めがつかない!という熱い気持ち

自分の原稿を漫画のプロである編集者に一度は見てもらいたいという想い

客観的な意見を持つ、現場で働く編集者の方々に意見を聞きたい

このような気持ちから、持ち込みにこだわりました。

 

編集者の方たちは、常に客観的な視点で作品を見ている、「読者代表」。

客観的な意見を自分の漫画に取り入れることは、自分の中の「描きたいもの」を

より多くの読者のニーズに近づけていくことができるチャンス!

と考えた諌山さん。

 

「持ち込み」であれ「投稿」であれ、

とにかくプロの編集者さんに作品を見てもらうことが、

新人にとっては一番いいと言われています。

自分の作品を新人漫画賞に応募

諌山さんは、担当者の方と打ち合わせを重ね、努力し、新人漫画賞に応募されました。

 

「拙い漫画」と他の編集部で言われた過去を振り返り、

諌山さん自身は、基本全てが不十分で、

プロを目指せるレベルではなかったからだと認められています。

 

そのため、新人賞用のネームを描いていた時は、

画力向上のために!

担当さんから指示された模写のトレーニングも並行して行なったそうです。

その方法は、気に入った絵だけを模写するのではなく、

ページ単位での模写をするというものでした。

この利点は、ページ単位で模写することにより、

コマ割り、効果線・効果音の位置などの勉強になったそうです。

新人漫画賞の受賞

「HEART BREAK ONE」で第80回新人漫画賞特別奨励賞を、

「orz」で第81回新人漫画賞入選を受賞することができました。

 

奨励賞受賞後、佐藤友生先生のアシスタントをした際のことです。

何もできないどころか、何かをやれば先生の余計な手間を増やしてしまう・・・

という苦い経験をしました。

絵を描く画力の練習はされていましたが、

そこからネームと同じくらい画力の向上が重要だと気づき、練習を重ねられたそうです。

連載デビューへ

賞を取ってから、会議で連載が決まるまでに半年くらいかかり、

過去に読みきりで書いた「進撃の巨人」の連載が決定したそうです。

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「進撃の巨人」で実践した、魅力的なキャラクターを作るための四つの極意とは? 

覚えてもらいやすいキャラクターを作ること

・・・キャラクターを作る時、キャラクターデザインを先に決めるそうです。

その際に気を付けていることは、「覚えてもらいやすいキャラクター」を作ること。

身体的特徴、個性のあるキャラを意識して描いていくとよいそうです。

「先」のことを考えてキャラクターを作ること

・・・先に物語の展開を決め、その展開に合わせたキャラクター作りをされたそうです。

例えばベルトルト。顔のデザインを決める際は、先に「ベルトルト=超大型巨人」

という設定があったため、超大型巨人の顔を人間の顔にするとこんな感じかな

と考えて描いた結果、キャラクターの顔は、面長なデザインになったそうです。

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キャラクターは、欠点を持つこと

・・・漫画は「空想」の産物です。

そのため、自分で理想的なキャラクターを作ることができます。

しかし、そのようなキャラクターばかりだと、空想感、作り物感が出てしまうそうです。

そのため、諌山さんが心がけているのは、どこかに「欠点」を持つ、実在するようなキャラクターだそうです。

そうすることで、「本当にいそう!」や「こんな状況に立たされたら、

こんな感情を抱きそう!」というような「実在感」を共感できると考えられています。

 キャラクターに噓をつかせないこと

・・・諌山さんが理想とするキャラクター像は、噓をつかないキャラクターです。

ここでいう嘘をつくとは、

ストーリーの流れでのキャラクターが本来持ち得たであろう意志を捻じ曲げてしまうこと。

そのため、自分の意志で動ごいているキャラクターや

メタフィクション的な意味での世界(漫画)に逆らうようなキャラクターこそ、

魅力的だと思われています。

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諌山さんおすすめ、新人時代にしておいた方がいいことは?

それは、アシスタント経験だそうです。

プロの作業や原稿を間近で見ることができるので画力を向上させることは勿論ですが、

実際の仕事の流れや職場の運営方法を学ぶとしても、良い機会にもなるそうです。

 

そのためプロの漫画家のアシスタントは、やった方がいいといわれています。

『進撃の巨人』も、佐藤友生先生のアシスタント経験をもとに経験しています。

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諌山さんが考える、漫画家向きの性格とは?

漫画家に向いているのは、厳しい意見や失敗を恐れない人。

その理由は・・・例えば、筋トレが好きな人は、筋肉痛を嬉しいと感じます。

それは、痛いけれど、筋肉が成長しているということを感じられるから。 

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それと同じで、失敗して叩かれたり、否定されたりしても

それが成長の糧になると喜ぶことができるのは一つの才能だと思うため、

忍耐があり、かつ、芯を持ち、勇気がある人・・・

これらを兼ね備えた人こそ、漫画家向きだと考えられているようです。

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最後に

いかがでしょうか。

 

何事にも挑戦し、失敗したとしてもそこから学んだことを先に活かす。

大事なことですが、私たちはどうしても過去を見つめすぎてしまい、

前向きに考えることは難しいのが実情です。

 

諌山さんが進撃の巨人の連載が決定したことは、驚きだったそうですが、

今でも「何故売れているのか未だにわかりません」という謙虚な姿も好印象です。

デビューした経緯もそうですが、若く、エネルギーがあり、運を持つ諌山先生。

進撃の巨人の連載は終了しますが、今後も多大なるご活躍を楽しみにしたいと思います。

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今回の記事は、連載デビューまでの経緯、漫画家志望者に向けた極意、

新人時代の心得、キャラクターを作る際のキャラクター術について紹介しました。

こちらの記事では、漫画家、諫山創さんプロフィールなどについて紹介しています。

⇒ 漫画家、諫山創さんプロフィール!「進撃の巨人」舞台は故郷、大分・大山町[情熱大陸]

 

参考になる部分も多いと思うので、ぜひ一度目を通していただけると幸いです。

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