ソンクラーンとは?タイの水かけ祭りの時期・歴史と変遷 2018

こんにちは。

 

テレビ番組のアナザースカイという番組について知っていますか?

「アナザースカイ」とは「海外にある、第2の故郷」のことを思い描き、毎週、

ゲストが様々な国に出向いて、体験し触れ合うことを紹介されています。

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5月11日放送予定の回は、ゲストの堀江貴文さんさんが体験するタイのバンコクのお祭りです。

日本でもお祭りの際に、水をかけることはありますが、

調べてみると興味深いお祭りだと知り、

今回はタイの「水かけ祭り」について紹介したいと思います。

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タイのお祭り「ソンクラーン」とは?

ソンクラーンとは、太陽の軌道が12ヶ月の周期を終えて

新たに白羊宮(おひつじ座)に入る時期を祝う伝統行事です。

以前のソクラーンは、仏像や仏塔、年長者などの手に水を掛けてお清めをし、

尊敬を表する伝統的な風習が続けられていました。

また、一年で最も気温の上がるこの季節の「暑さしのぎ」としても親しまれています。

「タイ ソンクラン」の画像検索結果

近年はそれが転じて、街で通行人同士が水を掛けあって楽しむ「水かけ祭り」として

知られるようになり、ソンクラーンは、タイ各地で行われるほか、ラオス、カンボジア、

ミャンマー、アメリカや日本などのタイ系寺院やイベント会場でも親しまれています。

 

ソンクラーンの時期は?

現在、政府によって4月13日~4月15日の3日間に固定されており、

タイの祝日にも定められています。

 

タイ全土で行われ、12日の夜は「前夜祭」として盛り上がります。

タイには、他にも正月がありますが、

このソンクラーンを祝うチャントラカティの正月は最も大切にされています。

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ソンクラーンの前後約10日間はテーサカーン・ソンクラーン(ソンクラーン期間)

と呼ばれ、タイ各地でイベントが行われるそうです。

 

ソンクラーンの歴史

ソンクラーンは本来、天文学的に太陽の軌道が牡羊座に入ることを意味する

「変化・移動」を示す言葉だそうです。

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1888年にタイの旧暦チャントラカティが廃止されるまでは、

新年の始まりを祝う日で、先祖や家族を大切にしようという家族で過ごす日でした。

ところが、時代の流れと共に、タイの人にとってのソクラーンが、

水を掛け合うことがメインのお祭りへと変化していったのだそうです。

 

過去・現在のソンクラーンの変化

本来のソンクラーンは、2つの形式がありました。

それが「バンサクン」と「ロッド・ナーム・ダム・フア」です。

 

「バンサクン」とは、亡くなった先祖たちを偲び、家族で寺院にお参りし、

仏像に水をかけて洗い清め、金箔を貼り付け、祈りを捧げて過ごしました。

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「ロッド・ナーム・ダム・フア」とは、離れて暮らす両親・親戚、

目上の人やお世話になった方を正装し、花束を持って訪ねる、お参りすることです。

この時、目上の人に対して、ジャスミン水などの水を

相手の手の平に注ぎ、敬意を表します

 

一方、現在のソンクラーンでも、本来の形式は残っており、お寺参りし、

家族のもとへと帰省する人も少なくありません。

ただし、ソンクラーンのメインイベントはもっぱら「水かけ」になりました!

本来の年上の方への敬意を表する水かけ・・・の意味が、

皆で楽しむものに変化していったといわれています。

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最後に

いかがでしょうか。

水かけ祭りは、実は自分の身の回りの年上や尊敬する人たちへの敬意を表する

「手への水かけ」からきていたことがわかりました。

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時代の流れと共に少し過激になってきてはいますが・・・

相手へ思いやりを持って接することを忘れない・・・ことが大事ですね。

 

次回は、ソンクラーンを楽しめる場所と注意点などを紹介したいと思います。

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