あるきっかけで知った、ギラン・バレー症候群。
実は誰でも、いつでもある可能性のある恐ろしい病気のことを
皆さんは知っていますか?
⇒ こちらにそのニュースのことを記載しています。参考にどうぞ。
特に生の鶏肉にいるカンピロバクターという菌が悪さをし、
最終的に私たちの呼吸にまで影響を及ぼすともいわれる恐ろしいもの。
気になり調べてみましたので、紹介したいと思います。
是非最後まで読んでいただければ幸いです。
難病ギラン・バレー症候群とは?
ギラン・バレー症候群(Guillain-Barré Syndrome ;GBS)は、
末梢神経から全身の神経に炎症が起きる急性の病気で、難病に指定されています。
急性炎症性脱髄性多発神経根ニューロパチー、あるいは、
急性炎症性脱髄性多発根神経炎とも言われます。
昨日まで元気だった人が、突然手足の違和感を訴え、急速に動けなくなっていきます。
重症化すると呼吸が止まることもあります。
日本では年間10万人に1~2人と発症頻度は高くはありませんが、
働き盛りの世代を中心に、
子どもからお年寄りまで誰でもかかる可能性がある難病をして恐れられています。
ギラン・バレー症候群の原因は?
ギラン・バレー症候群の原因となるきっかけは、
細菌やウイルスの感染症と言われています。
体内の神経は、中枢神経(脳と脊髄から構成される)と
末梢神経(体の隅々にまで巡っている神経)に分けられます。
ギラン・バレー症候群は、先駆けて起こる風邪などの「先行感染」の症状をきっかけに、
末梢神経に発症します。
体内の免疫システムが外部から入ってきた細菌を攻撃しようとして、
風邪のウイルスに対する抗体を作りますが、
細菌と末梢神経の表面の構造が一部類似している・・・ことより
自分自身の末梢神経まで攻撃してしまう!ため、
これを原因にギラン・バレー症候群が引き起こされると考えられているのです。
ギラン・バレー症候群を引き起こす先行感染の病原体は、
実ははっきりを分かっていません。
しかし、その原因の一つと考えられているのは、
食中毒を引き起こす「カンピロバクター」があげられています。
最近では、ジカ熱もギラン・バレー症候群を引き起こす可能性がある
として注目されています。
感染症の他にワクチン接種、大手術など体に大きなストレスが掛かった後に発症する
という報告もあります。
カンピロバクターは、主に家畜に潜んでおり、特にニワトリにいるといわれています。
この最近に感染すると、
2~3日後に下痢、おう吐、発熱などの食中毒症状を引き起こし、
まれに、感染から1~3週間後に
ギラン・バレー症候群を引き起こす!ことがわかっています。
このカンピロバクターは、十分に加熱さえすれば死滅するそうです。
ギラン・バレー症候群の主な症状は?
しびれ・麻痺の症状の進行スピードはとても速く、
1ヶ月以内に症状のピークに達することもこの病気の特徴です。
手足がビリビリする→手足に力が入らなくなる→体全体が重いと感じる→階段を上れない→歩けなくなる
というように、急速に症状の悪化が見られ、進行していることがわかります。
症状は人により、進行速度は違います。
進行の速い人では1週間足らずで呼吸ができなくなる場合もあるほど・・・
緊急性のある病気でもあります。
軽い場合は、自然に治ることもあるそうですが、
症状のピーク時に神経に強い障害が起きると、後遺症が残ることもあります。
適切に治療をすれば良くなる可能性の高い病気のため、
ギラン・バレー症候群が疑われる場合は、神経内科を早めに受診しましょう。
最後に
いかがでしょうか。
実はよく食べているトリ肉に多く含まれているというカンピロバクター。
十分に加熱すればカンピロバクターによる感染症が防げると知り、
ちょっと安心しました。
ただ、油断は大敵です。
大人から子供まで感染症、その後のギラン・バレー症候群になる可能性もあり、
購入時にきちんと消費期限を確認し、
適切な方法で調理、保管、消費する大切さを学ぶことができました。
現在でも、多くの方がこの難病であるギラン・バレー症候群のために呼吸器をつけたり、
リハビリに励んでいるそうです。
多くの頑張っている方を応援すると共に、
自分自身が罹患しないように加熱調理などに気を付けて
美味しくご飯を食べたいと思いました。
次回は、ギラン・バレー症候群の診断・治療方法について紹介します。
こちらの記事では、ギラン・バレー症候群のこと、
原因・症状などについて紹介しました。
⇒ タマゴサンドで手足麻痺!消費期限過ぎ食べ物危険ギラン・バレー症候群[ザ!世界仰天]
参考になる部分も多いと思うので、ぜひ一度目を通していただけると幸いです。
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