2018年10月4日の放送で、
テレビ番組、カンブリア宮殿(毎週木曜 22時00分~22時54分)に
「六花亭」の独自すぎるサバイバル術の全貌に迫る!という特集で
前社長の小田豊さんが出演されます。
北海道のお土産と言えば六花亭!というほど、
国内・海外の観光客に人気なお菓子の会社。
北海道土産で絶大な人気を誇る「マルセイバターサンド」「ストロベリーチョコ」
など、ヒット商品が数々あり、
思い浮かべるだけでヨダレが・・・
その「六花亭」を築いた小田豊四郎さんの息子さんで、
創業者から社長職を引き継いだ小田豊さんが行った会社改革。
「売上目標も定めず、規模の拡大を優先しない方針を掲げながら、
お客と従業員を満足させる驚きの企業」の独自すぎるサバイバル術の全貌!
と聞き、なぜ?!と疑問を持ちました。
昔は、「ブラック企業か?!」とまでいわれていたという噂。
その会社の社内改革、社員の意識改革していったその腕前を!調べました。
そこで、今回紹介していきたいと思います。
是非最後まで読んでいただければ幸いです。
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六花亭前社長、小田豊さんのプロフィールは?
名前は、小田豊(おだゆたか)さん
1947年生まれ
北海道帯広市出身
最終学歴は、慶應義塾大学商学部
趣味は茶道。若いころからたしなんでいるそうです。
六花亭前社長、小田豊さんの経歴は?
大学卒業後、京都の老舗菓子店「鶴屋吉信」で修行されました
1972年7月、父が経営していた帯広千秋庵(のちの六花亭)に入社
1995年副社長を経て社長に就任されました。
2016年に社長職は後任に譲られます。
現在は、六花亭食文化研究所所長。
六花亭から出すお菓子の全責任を負っているそうです!
昔の六花亭はブラック企業だったという噂は本当?!
1970~1980年代は特に、会社が急成長し、業績が伸びた時期だったそうです。
1972年に小田さんは入社し、副社長に就任します。
まさにこの時期、会社は急成長中。
というのは、ホワイトチョコレートがブーム!となり、フル生産が続いたからです!
ところがあまりの忙しさで、給料や残業手当が支払われても・・・
十分な休みがなく、また有給も使えず、「もうついて行けない」との理由で
最終的に会社を辞める人が後を絶たなかったそうです。
残業代が払われていたので、ブラック企業ではなかったと思いますが、
労働環境は、かなり過酷だったのでしょうね。
会社の机の上に毎日のように従業員の辞表が置かれているのを目にした現実。
菓子職人であり「お菓子の神様」と呼ぱれる父であり、創業者の社長に、
辞表の話など言い出せない・・・
この状況をなんとか変えることはできないか!と考えた小田さん。
昼夜問わず、どうすればこの体質が変わっていき、
優秀な従業員たちが退職していかない会社にするかが、至急の課題でした。
六花亭前社長、小田豊さんの亭主としての思い・気づきと改革は?
この社員が次々と辞めていく状況を打開するために小田さんが学んだことがあります。
それは美味しいお菓子を提供するにはまず、社員が健康であること。
社員の心身共の健康こそが、とても大切なことであるということに気がつきました。
たったそれだけ・・・と思いがちですが、
この大事なことはついつい見逃されがちです。
週休2日制導入を追い風に1989年、
従来のように有給休暇を買い上げることはしないことを社内で宣言し、
全従業員の有給休暇消化100%を実現する社内システムの改善をしてこられました!
それ以降、従業員の有給休暇100%消化を徹底しており、
従業員有給消化率100%だそうです!
これは、本当にすごいことで、とても羨ましいです。
私が以前勤めていたところは、買い取りすらなく、
有給も病気以外は使えなかったため、使っても2~5日/年。
余った有給はMaxのため繰越せず、捨てていた現実です。
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最後に
いかがでしょうか。
どうすればよいか、何をすれば皆から喜んでもらえるか・・・
常に問いかけ、相手を思う気持ち。
その思いが、全従業員からの信頼を勝ち得、
さらなる大きな企業に押し上げてきたと思います。
因みに「北海道を代表する菓子屋になるように」という願いを込め、
北海道の代名詞とも言える雪の結晶を表したモチーフ「六花;りっか」
を名前に付けられた六花亭。
小田さんは、社長職を退き、六花亭食文化研究所所長として現在は活躍されています。
今後の六花亭のさらなる発展と美味しいお菓子作りを心より願っています。
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