こんにちは。
インターネットなどで気軽に行き先検索をする時代。
地図ってとても便利です。
知らない土地、知っていても「えっ」と気づきがあるほど細かく記載されている地図。
「知らなかった~」「そうなの?」など、結構一人で突っ込みをいれたり、近くにいる人に、ついつい・・・「知ってる?」と話したくなりますよね。
そんな細かく、詳細に描かれた地図を作られ、縁の下の力持ちとして活躍されている会社があります。
それは、「ゼンリン」。
今回は、あるきっかけで知った、社長の「高山善司」さん、会社「ゼンリン」のことについて紹介したいと思います。
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ゼンリン社長、高山善司(たかやま ぜんし)さんのプロフィール・学歴・経歴は?
長崎県佐世保市出身。
1962年4月24日生まれ。
長崎県立佐世保西高校卒業後、一浪して西南学院大商学部入学・卒業。
ご両親の希望もあり、「九州の会社」ということで、昭和61年、ゼンリン入社。
しかし、初勤務地は埼玉県で九州ではなかったことに驚いたそうです。
九州には戻らず関東でずっと勤務されています。
東京第二支社長、営業本部副本部長、経営戦略室長、営業本部長、取締役営業本部長など一貫して営業畑を歩まれました。
平成24年、初の創業家以外の「4代目社長」に就任されました。
高山社長の勤める、地図会社「ゼンリン」とは?
もともと「ゼンリン」は、大分県の別府で、観光用の冊子を作っていた会社だったそうです。
ある時、巻末に簡易住宅地図を添付したところ、好評で、ニーズも高まったことから、地図を作り始め、ついには全国住宅地図を作るに至った!そうです。
1500分の1の少し大きめの地図に一軒一軒の表札の名前が記されており、昨年ついに全国のカバー率100%を達成されたとか。すごいですね。
一般販売も行っている住宅地図ですが、主なユーザーは企業・地域の派出所・不動産会社などだそうです。
地図に住人名を掲載するか否かは、個人情報保護の観点より、住人自身の選択でできます。
日本全国、1700以上の市区町村の中、1300程の市区町村の情報は、毎年更新している!という驚きの仕事振りです。
また、それ以外の地域でも2~5年に1度は調査し、更新しているそうです。
実は・・・
「ゼンリン」の調査員が、毎日地域を一軒ずつ歩いて回り、土地の形状、表札の名前、番地などの情報を「足」で集め、新しい状況や変化を逐一チェックし調べる!ことで地図を完成させているそうです。
毎日歩き回る?今の時代?と思いますが、歩いて地域を回るからこそ!見落とされがちな情報まで常に更新できるため、その積み重ねこそが!信頼される最大の理由だと思います。
地図にも押し寄せた、デジタル化への波への対応は?
実はゼンリンにも大きな節目が何度かあったそうです。
そして、一番の悩みが、地図を手で描く職人さん不足。
専門の職人が手書きで道路を書いていく作業、日数もかかり、製図用具など特殊な道具を使用して線を引き、手書きで居住者の名前を書きこむという途方もないほど手間がかかりました。
昔は多くいた専門職人の方が引退するが、後継者がいない、でも地図の需要は増している・・・という問題に早急に対応しなくてはならない状況。
地図の電子化を進めたのは、販売目的ではなく、地図製作の合理化のため・・・という裏事情があったためだそうです。
ただ、その裏事情が、かえって地図業界の市場シェア確保につながったそうです。
ダメだ・・・と思った後に大胆に行動転換する、手遅れになる前にやり方を根本的に見直すことで次につなげていくという先代社長の「先見の明」と、それをくみ取り会社発展に貢献した現社長の実力もあった!と思います。
電子化は進むが・・・それでも「紙」!紙の地図の魅力とは?
どれだけ技術が進歩しても紙の地図は必要です。
というのは、電気が使えない、携帯などの情報源もない・・・
災害などの状況において、何が頼りになるかというと・・・
やはり紙の地図ではないでしょうか。
また、肌触り、手触り・・・匂いはちょっとですが、
一つずつ、一歩ずつ足で歩き回ることにより生み出される情報を肌で感じる。
電子化が進んでいる今現在ではかえって、色々と思いを馳せるひと時を過ごせるかもしれません。
そのため、やはり紙の地図は、とても大事だと思います。
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最後に
いかがでしょうか。
地図は、いつ・どんな時でも必要です。
身近にありすぎて、自分たちの一部になっていることを気付かないほど。
そのような私たちのそばで欠かすことができない地図をこれからも作り続けてくれる「ゼンリン」、会社関係者、そして高山社長が今後もご活躍していかれることを願っています。
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