はじめてビーツを知ったのは、アメリカのスーパーマーケットでした。
ケーキのコーナーに「レッド・ベルベット」と書かれた
赤いケーキを見つけ思わず手を伸ばしました。
さすがアメリカ、いろんな色のケーキがある・・・と思いましたが、
材料欄にある「Red Beet ;レッド・ビーツ」という名前のものがあり、
なんだろう?と思ったのがきっかけです。
ケベックに来て、「ベトレーブ」というきれいな色の野菜があるよ!
と教えてもらい、調べてみたら・・・あのレッド・ビーツのことでした。
ということで、長年温めてきた、気になるビーツについて、
調べたことを紹介していきたいと思います。
ぜひ最後まで読んでいただければ幸いです。
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赤い野菜、ビーツとは?
ビーツは、日本では「ビート」「火焔菜(かえんさい)」、
英で「Beetroot」、米で「Red beet」、仏で「Betterave」と呼ばれる
ヒユ科(旧アカザ科)フダンソウ属の植物の総称です。
特に糖料作物であるサトウダイコン(Sugar beet)、根を野菜とする食用ビーツ、
葉を食用とするフダンソウ(Chard)など、無数の栽培品種があり、
最もよく知られているのは、テーブルビートまたはガーデンビートという根菜です。
原産地は、ヨーロッパからアフリカ北部、地中海沿岸地方が原産で、
日本へは江戸時代初期頃に持ち込まれたと言われています。
外見は、大きめのカブのようですが、実は違います!
「食べる輸血」「奇跡の野菜」と言われるビタミン、ミネラルなど
栄養を多く含むスーパーフード。
煮込み料理やサラダなど様々な料理に使えることから、
日本でも人気が高くなってきました!
切断面は、深い赤紫色が一般的です、赤と白の縞模様や黄金色の品種もあります。
濃い赤紫色といえば、「アントシアニン?」と思いがちですが、
これは、ベタライン類と呼ばれる植物性の色素で、
赤紫色の「ベタシアニン」と黄色の「ベタキサンチン」によるものです。
この「ベタシアニン」と「ベタキサンチン」の量により、品種が違ってきます。
生のままで食べると若干泥臭く感じますが、火を通すと柔らかくなり、
独特の甘味があります。
ビーツの中には、硝酸塩を豊富に含みます。
そのため血液中で一酸化窒素(NO)となり、血流をスムーズにするという、
珍しい特徴を持つ野菜です。
ミラクルフード、ビーツの旬は?
海外産は通年出回っていますが、国内産の旬は6~7月、11~12月です。
比較的栽培期間が短く、栽培しやすいと言われるビーツ。日本で露地栽培であれば、
春は3~4月に種まき、6~7月に収穫、秋は9月に種まき、11月に収穫されます。
美味しくビーツを保存する方法は?
ビーツは、葉付きの物は葉の付け根の部分から切り落とし、
根の部分と分けてポリ袋などに入れて冷蔵庫に保管します。
根の部分は1週間ほど、葉の部分は2日以内に調理するようにしましょう。
ビーツを冷凍保存する時は、皮つきで水から茹で、冷ました後に皮を剥き、
使う大きさに切って、ジップロックにいれて冷凍保存しましょう。
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最後に
いかがでしょうか。
あの赤い野菜を求めてベランダ栽培で毎年挑戦している私。
生育環境が悪いのか、葉っぱはつきますが根が肥りません。
マイビーツをいつか実らせたい!という野望は、来年へと引き継がれます・・・
今回は、赤い野菜ビーツのこと、旬や保存方法について紹介しました。
次回は、ミラクルフード・ビーツの栄養効果や効能を紹介したいと思います。
是非参考にしていただければ幸いです。
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