最近注目を集めているレジスタントスターチ。
皆さんはその健康効果が私たちの味方になることを知っていますか？
気になって調べていくと、
手軽にいつもの食事で苦も無く取り入れることができると知り驚きました。
そこで今回は、この「レジスタントスターチ」の健康効果について
調べたことを紹介したいと思います。
ぜひ最後まで読んでいただければ幸いです。
[the_ad id=”616″]
まずは、レジスタントスターチとは？
米や小麦などの穀類、山芋・長芋・さつま芋などのいも類、
インゲン豆などの豆類には、糖質、中でもデンプンが多く含まれています。
レジスタントスターチ(resistant starch; RS)は、難消化性デンプンと言われ、
一般的なデンプンのように小腸の消化酵素で分解されずに、
食物繊維のように大腸にまで運ばれるデンプンのことです。
そのメカニズムの違いにより4種類に分類されるレジスタントスターチですが、
どれも私たちの健康に良い効果を与えてくれるといわれています。
⇒ 参照：レジスタントスターチとは？難溶性デンプンの作用と多い食品は穀類･いも類･豆類!?
レジスタントスターチの健康効果は？
レジスタントスターチは、食物繊維と同じように大腸にまで届くデンプンであり、
また、腸内細菌に対して良い影響を与える効果があり、
不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の特性をあわせ持ちます。
その期待される健康効果としては・・・
- 腸内環境改善
- 生活習慣病の予防
- 血糖値の急激な上昇抑制
などです。
腸内環境改善
レジスタントスターチは、
不溶性食物繊維と同じような働きで便の量を増やし、排便を促します。
また、レジスタントスターチは、水溶性食物繊維と同じように
大腸の腸内細菌により代謝され、
酢酸、プロピオン酸、酪酸、コハク酸などの短鎖脂肪酸に変えられます。
この短鎖脂肪酸は、腸内を悪玉菌が活動しにくい弱酸性の環境にし、
かつ、善玉菌の増殖しやすい環境に整える役目があります。
生活習慣病の予防
大腸癌や大腸炎などの予防、中性脂肪やコレステロールの上昇抑制、
インスリン抵抗性の改善など、全身の健康維持に役立つ効果があります。
血糖値の急激な上昇抑制
レジスタントスターチは、小腸でゆっくり消化され、
かつ、大腸で代謝されて短鎖脂肪酸になるため、
摂取してから時間をかけて体に吸収されます。
これは、食後の急激な血糖値の上昇を抑えて、ゆっくりと上昇し、
さらに満腹感を持続させる作用もあり、「セカンドミール効果」があります。
また、デンプン1g当たりのカロリーは4kcalですが、
レジスタントスターチは2kcalで、摂取カロリーも抑えられます。
このことより、レジスタントスターチは、
ダイエットをしている方の味方！になる栄養素なのです！
レジスタントスターチを効率よく摂取するためには？
米や小麦などの穀類、山芋・長芋・さつま芋などのいも類、
インゲン豆などの豆類には、糖質、中でもデンプンが多く含まれています。
また、ハイアミロースコーンスターチのように、
多量のレジスタントスターチを含むものもあります。
穀類、いも類、豆類に含まれるレジスタントスターチは、
加熱調理すると構造が変化し、小腸で消化されやすくなります。
その後、冷めることにより、再び消化されにくい繊維質に変化し直します。
言い換えると、生に近い状態で食べられるものはそのまま、
調理しなければ食べられないものは、調理したての温かい料理より、
調理後に冷まして食べる料理にして摂取する方が効率よく
レジスタントスターチを摂取することができる！ということです。
そのため、おにぎり、お寿司、ポテトサラダ、インゲン豆の胡麻和え、
山芋のシャキシャキサラダなどで食べるのがおすすめです。
さらに、最近はレジスタントスターチをより多く含んだ食品が開発され、
麺類やパンなどに配合して、より手軽に摂取できるようになっています。
[the_ad id=”616″]
最後に
いかがでしょうか。
普段何気なく食べているものが、レジスタントスターチを含んでいたと知り、
「これを次の買い物で買わなきゃ！」というプレッシャーからは解放されました。
知らずに食べていたものでも、意識することで脳に刺激が行くため、
日々の食生活に感謝し、気兼ねなく?!冷めたごはんや料理でも
美味しく食べられることはありがたいですね。
皆さんも食事をする際は、ちょっと気にして食べてみてはいかがでしょうか・・・
今回の記事は、レジスタントスターチの健康効果について紹介しました。
こちらの記事では、そのレジスタントスターチや種類などについて紹介しています。
⇒ レジスタントスターチとは？難溶性デンプンの作用と多い食品は穀類･いも類･豆類!?
参考になる部分も多いと思いますので、ぜひ一度目を通していただけると幸いです。
コメントを残す