足の病気、リスフラン関節症とは?足の甲が痛い・腫れる原因・症状・検査・治療法 ・予防

足の裏ではなく、足の甲が痛い・・・と感じたことはありますか?

 

座った後に立った時、足に体重をかけると感じたり、

近年ウォーキングやランニングをする際、徐々に足の甲が痛み始めたり、

外反母趾などを持つ方などが・・・特に感じることがあるそうです。

さらに、痛みと共に、足の甲自体が腫れてくることも。

 

実はこのような症状がある場合、ある病気かもしれないそうです。

その病気の名前は、「リスフラン関節症」

 

そこで気になるこの病気について、今回は調べたことを紹介したいと思います。

ぜひ最後まで読んでいただければ幸いです。

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まずは、リスフラン関節とはどこにある?

リスフラン関節症は、リスフラン(Lisfranc)関節の病気です。

 

このリスフラン関節は、足にあります。

別名は、「足根中足関節症(そっこんちゅうそく かんせつしょう)」といい、

5本の足指の骨(中足骨)の各々と

足の甲にある楔状骨・立法骨の間に存在するアーチ状の構造をした関節のこと

を指します。

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足の全体構造の中心部位に位置し、

そのリスフラン関節の中でも特に2番目の足指(2趾)のリスフラン関節は、

足を動かす上で重要な関節です。

関節自体が動くことはほとんどありませんが、

着地時など足に体重がかかった衝撃を和らげるクッションの役割を持ち、

障害を負うと構造に異変が生じて衝撃を吸収できなくなります。

 

足の病気、リスフラン関節症とは?

名前の通り、このリスフラン関節に問題がおこる病気です。

 

ある原因で足の全体構造が崩れることにより足に負担がかかります。

足に負担がかかる=足の全体構造を支えているリスフラン関節に大きな負荷がかかり、

この負担が続くことにより炎症となって・・・

痛み・腫れにつながると考えられています。

「Lisfranc joint」の画像検索結果

リスフラン関節症の原因は?

足の全体構造が崩れる原因は、いくつかあります。

その主な原因は、

外反母趾や偏平足(回内足)

足の骨の骨密度低下

運動   など

外反母趾や扁平足といわれる回内足などを持つ人は、土踏まずが潰れてきます。

そのことで体重が均等に足の親指(母趾)に体重がうまく乗せられないと

足の甲(リスフラン関節)に負担がかかり、

足の構造が崩れ、痛みや炎症が起こると考えられています。

 

中足骨とリスフラン関節でつながる立方骨の骨密度が低下していると、

リスフラン関節に負担がかかり、足の甲に痛みが出ることもあります。

 

スポーツをする際、足で踏み切り動作などを繰り返すことで、

中足骨を通じてリスフラン関節に強い力が加わることで痛み・炎症が起こります。

 

さらに、特定の靴を履いた時や特定の動作で痛みが起こることもあります。

重いものを持って移動する人、ハイヒールを履く人に起こることがあります。

リスフラン関節症の主な症状は?

主な症状は・・・

足の甲の痛み(圧痛)

足の甲が腫れている(腫脹)

歩行が難しい

長期間放置してしまうと関節炎が重症化し、

骨棘と呼ばれる突起が足の甲に生じて痛みを生じます。

 

リスフラン関節症と疑った時にする検査は?

X線検査(ストレスX線検査)

CT検査

などを行います。

 

リスフラン関節症の治療は?

残念なことに自然治癒は期待できないそうです。

そのため、悪化する前に、専門医に診ていただき、

早めに対処・予防していく必要があります。

考えられる治療法は、

保存療法

手術など外科的治療

です。

 

保存療法では、鎮痛薬を服用し、患部に湿布や塗り薬を塗りましょう。

外科的治療とは、症状が進行している際に手術などで患部への直接な治療を行います。

 

リスフラン関節症を予防するためには?

足に合う靴を履く

足指を動かし、血行改善をする

足のむくみを改善する

足の甲が高い状態をハイアーチまたは凹足と呼びます。

これは、足に負担になるような靴を履くことにより、足全体の構造が崩れるためです。

自分に合った靴を選び、

できるだけヒールが低い、足に負担の少ない靴を選ぶとよいでしょう。

「足 指 マッサージ」の画像検索結果

冷えや運動不足は、足全体の血行不良を引き起こし、痛みに感じることでしょう。

そのため、普段より冷え・血行不良を防ぐために

簡単な足指ストレッチをして血行を促進するとよいでしょう。

足の爪の生え際を優しく押す、足指をマッサージする、足指の間に手指を挟みこむ、

足指を使って床に置いたタオルを引き寄せるタオル・ギャザー運動などをする・・・

などで、刺激を与えることが大事になります。

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足に負担をかけ続けることにより、足全体の血行不良により「むくみ」が生じ、

足の甲に痛みが走ることも。

できるだけヒールを履く時間をおさえ、普段は快適な靴に履き替える、

入浴時などに足全体をマッサージする、着圧ストッキングや着圧ソックスを利用する、

足を高くして寝るなど・・・をするとよいですね。

 

自分で行う予防も大事ですが、何より足の甲の痛みが続くようでしたら、

一度、専門医にきちんと見ていただくことも大切です。

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最後に

いかがでしょうか。

 

何かの拍子に、「あっ!」と痛む足の甲。

すぐに改善するため、ちょっと休んで再び行動開始をしていましたが、

今回学ぶことで侮れない病気があると知ることができました。

「Lisfranc joint」の画像検索結果

歩けない、痛む、むくんで靴が履けない・・・など嬉しくない症状が出るこの病気。

ぜひ皆さんも気にし、何かあれば専門の先生にみていただくことも大事だと

心に留めておいていただければ幸いです。


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