皆さんは「レムナント」という言葉を知っていますか?
実は、コレステロールの一種で、
「善玉コレステロールでも悪玉コレステロールでもない!」
「第3のコレステロール」として
最近注目を集めています。
心筋梗塞、動脈硬化の原因になるということで危険な「レムナント」は、
健康診断では見つからない隠れたコレステロールなのだそうです!
といっても、いまいちピン!としないので、
今回はこの「レムナントコレステロール」について
調べたことを紹介したいと思います。
ぜひ最後まで読んでいただければ幸いです。
[the_ad id=”616″]
隠れたコレステロール「レムナント」とは?
「レムナント」とは、レムナントコレステロールのことで
コレステロールの一種です。
「レムナント」とは、英語で「残り物」の意味をもちます。
コレステロールといって有名なのは、
善玉(HDL)・悪玉(LDL)コレステロールが思いつきますが、
このレムナントの数値は血液検査結果で数値としてあらわされていないため、
見逃されてきました。
では、なぜコレステロール値が高いとなぜいけないのでしょう・・・?
それは、高コレステロールは病気を呼ぶから!です。
コレステロールは血管内に溜まり、それが動脈硬化を引き起こし、
それが悪化すると生活習慣病などの健康・長寿を阻害する病気を
次々と引き起こす原因となるため問題と言われています。
このレムナントコレステロールは、動脈を傷める力が強いと言われており、
行く行くは動脈硬化で血管をボロボロにしてし、
ひどいと心筋梗塞などの生命の危機が・・・
そのため、侮れない隠れたコレステロールとして注目を集めています。
レムナントや悪玉コレステロールなど、血管に悪影響を与えるコレステロールを
「non-HDLコレステロール」と総称し、
「善玉コレステロール(HDL)ではないコレステロール」として位置づけています。
「レムナントコレステロール」の計算式は?
実は血液検査結果があれば簡単に計算することができます。
(総コレステロール値)-(善玉コレステロール《HDL》値) =(non-HDLコレステロール値)
*総コレステロール値の記載がない検査表もあります。その場合は悪玉コレステロール(LDL)に「30」を足した数値がnon-HDLコレステロールの目安となります。
実際の「レムナントコレステロール」のみの値は、
「総コレステロール」から「HDL」と「LDL」を引いて算出できます。
「レムナントコレステロール」の正常値は?
「レムナントコレステロール」と「悪玉コレステロール」を足した
non-HDLコレステロールで正常かどうか判断されます。
non-HDLコレステロールの正常値は、150未満です。
non-HDLコレステロール値が150~169はやや危険、
non-HDLコレステロール値が170以上は危険
と診断されます。(日本動脈硬化学会より)
「レムナントコレステロール」を減らす方法は?
レムナントコレステロールを減らすためには、
食生活の中に魚の脂、特にサバやイワシなどの青魚に多いEPAという
「不飽和脂肪酸」を普段より食することが大事になります。
このEPAは、血液をサラサラにするだけでなく、
レムナントコレステロールの増加を抑える働きがあることが分かっており、
ぜひ取り入れたい食材です。
因みに、脂といっても肉などに含まれる飽和脂肪酸は、別物。
そのため、レムナントコレステロールを下げるためには、
できるだけ避ける方がいいそうです。
また、大豆類や野菜に含まれる食物繊維もコレステロールの吸収を抑える働きがあり、
普段より野菜・魚中心の健康的な食生活が大切になりますね。
[the_ad id=”616″]
最後に
いかがでしょうか。
血液中に含まれるコレステロールや中性脂肪などの脂質の量が増え過ぎると
血管内に蓄積し、その状態を放置しておくと、動脈硬化が進み、
心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こす恐れがあります。
美味しいものを食べることは精神的に大事ですが、
同じ美味しいものでも食材に気を付け、
健康に良いものを旬の時期にいただくことも大切です。
侮れないコレステロールのレムナント。
今回は、この隠れたコレステロールのことを学ぶことができました。
健康で素敵な毎日を送るために・・・皆さんも是非気を付けてみてくださいね。
コメントを残す