アキレス腱の厚(太)さ測定で家族性高コレステロール血症・心臓病・動脈硬化リスク確認

あるきっかけで知ったこと。

アキレス腱の厚さ・太さをチェックするだけで、

遺伝からくる病気の可能性を確認することができる!ということです。

アキレス腱は、体の外からでも見て、触ることができるため、

自分でも簡単にチェックすることができると知り、早速トライしてみました。

関連画像

そこで今回は、なぜアキレス腱の厚さが

家族性、遺伝による病気を知ることができるのか、

厚いと気をつけたい病気、高コレステロール血症、動脈硬化や心臓病について

確認方法を含めて調べたことを紹介したいと思います。

ぜひ最後まで読んでいただければ幸いです。

[the_ad id=”616″]

 

まずは、アキレス腱とは?

アキレス腱(Achilles’ tendon)は、別名、踵骨腱と呼ばれる腱です。

アキレス腱は足首の後ろに存在し、

ふくらはぎの腓腹筋・ヒラメ筋を踵の骨にある踵骨隆起に付着しています。

長さは約15cm、人体で最も強靭な太い腱なのです。

アキレス腱は、歩行、走行やジャンプなどの運動をする際、

爪先を蹴り出す動作時に踵を持ち上げたり、

着地する足の爪先を地面に踏み込ませるなど重要な役目をしています。

家族性高コレステロール血症とは?

家族性高コレステロール血症(Familial Hypercholesterolemia;FH)とは、

血液中のコレステロール値、特に悪玉コレステロールLDL-C値が

遺伝的に高い病気のことを言います。

 

血液中のコレステロール濃度が高いと、血管の内側に脂質が溜まり、

動脈硬化が進み、脳卒中や心筋梗塞などのリスクが高まるといわれています。

このFHを持つ人は、血液中のコレステロールが高い状態が、

食事などの生活習慣だけで起こるのではなく、遺伝が原因で起こります。

このLDL-C値が異常に高いため、

若い年齢の頃より心疾患、心筋梗塞、動脈硬化などを起こすリスクが高いといわれ、

より早く診断を受け、治療を開始することが何より大事になります。

「colesterol」の画像検索結果

メカニズムとしては・・・

健康な人では、悪玉コレステロールLDL-Cは

肝臓の細胞表面にあるLDL受容体というタンパク質により、

細胞の中に取り込まれて処理されるため、

血液中を流れるLDL-Cの量は一定に保たれています。

 

しかし、LDL受容体の機能に障害がある場合、

LDL受容体の数が健康な人より少ない時、

またLDL受容体の分解を促進する蛋白質を人より多く持っている人は、

主に肝臓でLDLーCの取り込みが低下し、血液中のLDL-Cの量が増加してしまう、

遺伝性の病気なのです。

 

アキレス腱と家族性高コレステロール血症の関係は?

アキレス腱は、体の中でもコレステロールが溜まりやすい部位と言われています。

 

それは、アキレス腱の働きが関係しています。

アキレス腱は体重を支えている組織であり、非常に傷つきやすい部位でもあります。

この傷ついた部位を修復するために活躍するのがコレステロール。

そのため、コレステロール値が高い人は、アキレス腱が膨れてくるのだそうです。

家族性高コレステロール血症を持つ人は、コレステロール値が高いため、

アキレス腱により多くコレステロールが集まり、腱が厚くなるといわれています。

「achilles' tendon」の画像検索結果

家族性高コレステロール血症を見分ける他のポイントがある?

家族性高コレステロール血症の人は、年齢とともに他の症状が現れてきます。

それは、黄色腫。

黄色腫は、コレステロール沈着による黄色っぽい隆起した斑点です。

黄色腫が、瞼、手の甲、膝、肘、手首などに見られるため、

アキレス腱と共に見分けるポイントになります。

「Hipercolesterolemia」の画像検索結果

アキレス腱の厚さをチェックする方法は?

それでは、どのようにアキレス腱の厚さ・太さを測定するのでしょうか。

 

方法は・・・

椅子に座った状態で足を組み、片方の踵をもう一方の膝にのせましょう。

アキレス腱の一番細い部分をつまみ、指と指の間の長さを測ります。

 

この指間が、アキレス腱の厚さ・太さを指し、この厚さが1.5cm以上あると、

コレステロールの値が高い可能性があります。

さらに、黄色腫があるかどうかということも確認ポイントになります。

黄色種があれば、コレステロールの値が高い可能性があるため

一度病院に行って確認してもいいかもしれませんね。

[the_ad id=”616″]

 

最後に

いかがでしょうか。

 

家族性高コレステロール血症があるから何が問題なのか・・・と思うと思います。

問題は、若い、働き盛りな方々が、急速に動脈硬化・心疾患を発症し、悪化により

急死したり、後遺症に悩まされることが問題なのです。

幸いにも血液検査をする前に自分で確認する方法があり、目安になります。

アキレス腱が1.5㎝未満、黄色腫もないため家族性高コレステロール血症ではない・・・

とは言い切れませんが、

早期発見・治療することでコレステロール値を管理すれば

症状が抑えられることもわかっており、ちょっと気になった時に

自分・家族、友人などに話してみる、あれっ?を疑問を持つことも

大事なことだと思います。

ぜひ確認してみてくださいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です