水族館、テレビ、雑誌などで見かける、かわいいペンギン。
手を広げてよちよち歩き、子供から年配の方まで幅広く人気があります。
あるきっかけで、なぜペンギンのお腹は白いのか?体は黒いのか?
あの歩き方はなぜ?
という疑問を持ち、気になったので調べてみました。
実は、ペンギンの体の色には意味がある!ということを
今回は紹介したいと思います。
ぜひ最後まで読んでいただければ幸いです。
まずは、ペンギンとは?
ペンギンは、鳥綱ペンギン目ペンギン科(Spheniscidae)の鳥の総称です。
ペンギン科には6属約16種います。
多くのペンギンの体色は、背面が黒、腹面が白で、羽は短く密で、
全身を覆っています。
尾と足は短く、直立して歩きます。
翼はひれ状に変形し、飛ぶことはできません。
足には水掻きがあり、水中での生活に適応しています。
水中で泳ぐ時は、翼を使って推進力を、足で舵をとって向きをかえます。
魚、動物プランクトン、イカなどを捕食します。
体長40~120㎝で、最小種はコビトペンギン、最大種はエンペラーペンギンです。
多くのペンギンは、地面の上や穴の中に巣を作り繁殖しますが、
巣を作らず足の甲に卵を乗せて温める種もあります。
集団繁殖し、繁殖の後期になると雛だけが集まり親以外のペンギンも
その雛たちを世話するクレイシ(共同保育所)が見られる種もあります。
赤道直下に生息するガラパゴスペンギンを除き、
全て南半球の島や沿岸に分布し、繁殖しています。
なぜペンギンのお腹の色は白く、背中の色は黒いのか?
どの生物も自分がご飯を食べる分、
他の獲物からも狙われている危険が潜んでいます。
それは、ペンギンも同じで地上でも水中でも常に狙われているのです。
ペンギンのお腹が白い、背中が黒いのは、敵から自分を守るため!に
このような色をしていると考えられています。
例えば、お腹。
ペンギンは水中で魚を取っている時、
海の深いところからサメなどの敵に狙われています。
また、自分が魚を狙っている際、
餌となる魚から気づかれて逃げられてしまう可能性があります。
そのため、ペンギンのお腹は白色です。
というのは、下から上を見上げた際、
お腹が白いと太陽の明るい光と同じ色合いで「保護色」となり、
相手から気づかれにくいからです。
さらに背中側がなぜ黒いか・・・というと、
地上、水上では、天敵が上から狙っています。
そのため、海の色である黒い深い色であれば、
海と同化して見えにくく、リスクが減るためです。
このため、ペンギンの体色は、白黒なのです!
なぜペンギンは、よちよち歩きをするのか?歩き方の理由は?
潜水して捕食することに適応したペンギン。
そのため、体は鳥ですが、飛ぶことはできません。
足や尾っぽは、短か過ぎるいため、地上で歩く時は敏捷ではありません。
直立姿勢をとり、よちよちと歩いたり、跳ねたりして移動します。
氷上では胸腹部をつけて、滑るように這うこともあるそうです。
ということで、足が短いがために、雪や氷の上を歩く際、左右に揺れ
よちよち歩いているように見えるのでしょう。
最後に
いかがでしょうか。
可愛いペンギンを見ると癒されますが、自然に住んでいる以上、
その生活に適応するように体色が白黒で、また歩くための足というより、
水掻きのための足のため、短くよちよち歩きになることを知りました。
知るとますます・・・かわいさ倍増。
ということで次回、水族館に行く際は
ペンギンの前に長く立ち止まることでしょう・・・
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