私たちが体を動かすときに使われる筋肉、骨、関節などの
体の器官を総称して「運動器;locomotive organs」と呼びます。
最近の研究では、この運動器と呼ばれる器官は、
動かす機能だけでなく、病気リスクとの関係がある!
ということが明らかになってきました。
というのは、この大事な運動器である筋肉、骨、関節が使用しないと、
次第に体が衰えます。その状態を放置することで、
転倒、寝たきり、免疫力低下、認知症、糖尿病、認知症、動脈硬化、
心筋梗塞、腎臓病など、大病と言われる、
全身に及ぼす病気につながりかねないそうです。
そこで今回は、筋肉、骨、関節が衰えていると罹るといわれる、
「ロコモ」「ロコモティブ・シンドローム」について紹介したいと思います。
是非最後まで読んでいただければ幸いです。
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ロコモティブ・シンドローム(ロコモ)とは?
ロコモとは、ロコモティブ・シンドローム(運動器症候群)の略です。
ロコモティブ・シンドロームとは、
骨、関節、筋肉、軟骨、椎間板、筋肉に指令を出す脳と筋肉を繋ぐ神経など
が衰えることにより、
日常生活に必要な動作が困難になった状態をさします。
(一人で立てない、歩けないなど)
この様な運動器の障害のため、移動機能の低下をきたした状態が進行すると、
他の人からの介護(要介護)のリスクが高まる!のが、問題と言われているのです。
特に中高年にとっては、思い当たることもあるかも・・・
40・50歳代を迎えると、体のあちこちに痛みが出てき、
すぐに治っていた病気も寝込んでしまうことも。
膝が痛い、腰が痛いなんて日常茶飯事で、当たり前の状態に・・・
また、最近では、子どもでも骨がもろくなってきたなど、
かなり悩まされる人が急増しているそうです。
因みに、この「ロコモ」「ロコモティブ」とは、
運動器の英語locomotive organsから来ています。
この運動器は、骨、筋肉、関節などから構成される体内の器官で、
どの部位も日常生活を営む上で欠かすことのできない器官としてとても重要です。
ロコモティブ・シンドローム(ロコモ)の原因・要因は?
大きく分けると2種類の原因、
「加齢や生活習慣による運動器の機能低下」によるものと、
「運動器疾患の発症」によるものとがあります。
加齢や生活習慣により、自然に筋力の低下、バランス能力の低下は起こります。
というのは、骨や筋肉量のピークは10~30歳代だからです。
ピークの後は、減少・・・ということで、
40~50歳代は、体の不調を感じやすくなり、
60歳代は、自分の意思に体がついていかない現象が出てくる可能性が高くなります。
特に下半身の筋肉量の減少は著明です。
運動器疾患、いわゆる骨・関節の病気が原因で発症します。例えば、
骨粗鬆症、変形性膝関節症、変形性腰椎症、サルコぺニア(筋肉減少症)、
腰部脊柱管狭窄症などがよく聞かれ、多くの人が不調を訴えています。
ロコモになる要因は、日常生活の中に潜んでおり、
その生活習慣と適切な対処をしたかどうか?も左右するそうです。
運動習慣のない生活
痩せすぎ・肥満体型
体を動かす運動量の極端な低下
スポーツのやり過ぎ、事故やけがにより運動できない状況で筋力量低下
痛みの放置、適切な診断・治療を行わなかったことによる症状の悪化
など、数々の原因がある様です。
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最後に
いかがでしょうか。
特に病名を見ると中高年、高齢の方が抱える病気とイメージしていたのですが、
最近では日常生活の乱れ、極端な生活、日常活動量の低下、偏った食事などが原因で
子どもでも!ロコモティブ・シンドロームを持つ可能性があると知り、驚きました。
確かに、怪我で膝を悪くした時にあまり足を使わない生活をしていると、
足の細さが変わり、転びやすくなったことを思い出しました。
どんなことでもバランス、左右均等、適切な量など当たり前のことだけど難しいこと・・・
これを追求しないといけないなと感じました。
次回は、ロコモティブ・シンドロームになりかけているか?!のチェック!を紹介したいと思います。
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