「コーフボール」というスポーツがあることを知りました。
バスケットボールと似てる?男女混合?
東京オリンピックの追加スポーツ候補になったこともある、
オランダ発祥のスポーツのようです。
そこで、早速調べたことを紹介していきたいと思います。
是非最後まで読んでいただければ幸いです。
コーフボールとは?
コールボールは、コーフ+ボールが合わさった言葉です。
オランダ語で、コーフ(Korf)はバスケット(かご)を指し、
コーフボール=バスケット(籠球)を意味しています。
ルーツはバスケットボール。
1902年、オランダの小学校の先生ニッコ・ブロークフィセが考案したスポーツです。
というのは、バスケットはどうしても体格差により点数が入りやすく、
ディフェンスしやすいなど皆が公平に楽しむことができないと感じられていました。
その不公平さは、小学生では顕著で、違和感があったそうです。
また小学校の授業では、男女一緒が基本。
そのため、
「男女一緒に、運動が得意な子でも苦手な子でもできるような、
できるだけ公平なスポーツ」
ということで、考えられたことが原点です。
世界では10代から60代の人たちが、
一緒にクラブに行ってコーフボールを楽しんでいるそうです。
コーフボールのゴールは?ボールは?
コーフボールの最終目標は、ゴールにボールをいれることです。
ゴールは、ゾーンの中央にあります。
ゴールは、長さ3.5mのポールと、
上部にコーフと呼ばれるカゴ(直径40㎝)がついています。
ボールは、国際コーフボール連盟公式球(5号球)直径22cmを使います。
コーフボールのルールは?バスケットボールとの違いは?
ルールには、男女差や身長差を埋める工夫されており、
老若男女問わず楽しめるスポーツとなっています。
1チーム、男女各4人(合計8人)が、
アタックゾーン(攻め)とディフェンスゾーン(守り)に分かれます。
アタックゾーンの選手は攻撃専門、ディフェンスゾーンの選手は守り専門で、
各々のゾーンでプレーします。
1ゲームは、前半・後半各30分で、ハーフタイムは、5~15分だそうです。
バスケットにボールが入ると、1点が加算されます。
2チームの合計得点が2点になるとゾーンを交代します。
ゴールの周り360度どこからでもシュートが打て、スペースの使い方がポイントです。
パス中心のチームプレーなのです。
ボール持って、そこから移動できるのは2歩まで!
試合は男女混合で行うが、異性をマークすることは禁止!
接触プレー禁止!
身体が出来上がっていない小学生でもできるよう考案されたスポーツのため、
危険なプレーは限りなく排除されたルールになっています。
ディフェンドしない!
ディフェンス(守る側)が至近距離にいる時、
オフェンス(攻める側)がシュートを打つことができない!というルールです。
これは、反則行為で、ディフェンドといわれます。
反則のため、ゴールにボールが入ったとしても、
ファールを取られて、ゴールとしてカウントされません。
因みに、至近距離とは、
「ディフェンスが伸ばした手が、オフェンスの胸元に届くほどの距離」
を指します。
至近距離の判断は、相手の体格によるため、判断が難しいですが、
背の低いディフェンスが、高身長のオフェンスのゴールを至近距離にいる・・・
という理由だけで止められる!
という、バスケでは考えられないルールなのです!
最後に
いかがでしょうか。
バスケットボールのようで、バスケットボールより遥かに・・・
体格差・身長差・男女差など、数々の不公平さを取り除いたスポーツ
ということを今回学びました。
パスせざる得ない状況のため、相手・チームメートに対する思いやりや配慮が、
一つ一つの行為に影響を与えるといっても過言ではありません。
このスポーツ、コーフボールはもともと小学校の先生が、
小学生のために考案しましたが、
100年経っても愛され続け要るのには理由があると思います。
2020年の追加スポーツには、残念なことに選ばれませんでしたが、
今後もこのような、スポーツをしながら何かを学ぶ機会となること
を大事にしていきたいものです。
選手の方たちの益々のご活躍と、普及を心より応援しています。
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