こんにちは。
日本でも海外でも気軽に手に入るワセリン。
あるきっかけで注目したのですが、あまりにも身近にありすぎて気づかなかった効果・効能がすごく驚きました。
そこで今回は、ワセリンの歴史、成分・効果効能などについて調べたことを紹介したいと思います。
是非最後まで読んでいただければ幸いです。
[the_ad id=”616″]
ワセリンとは?
石油から得た炭化水素類の混合物を脱色して精製したものをワセリンと言います。
ワセリンは皮膚表面にパラフィンと呼ばれる膜を張り、角質層からの水分蒸発を防ぎます。
そのことで、皮膚の乾燥を防ぐ効果があり、外的刺激から皮膚を保護するという働きがあります。
ワセリンの歴史は?どこでだれが発見したのか?
1859年アメリカのペンシルバニア州にある採掘場に置いてある発掘機や油田堀削機のロッドやポンプに付着しているベトベトしたワックス!に着目したことが、きっかけのようです。
当時、労働者の間で流行っていたのが、このドロドロしたワックス状のもの。
皆はロッドについていたことより「rod wax(ロッドワックス)」と呼んでいたそうです。
実はこのワックス、結構、迷惑もの・・・として扱われていたようです。
というのは、発掘機や掘削機の機械を壊したり、誤作動させてしまう原因だったからです。
しかし、別の意味でこのワックスは有名でした。
それは・・・
どうしても危険で怪我の多い採掘場内で仕事をする際、「傷などにこのワックスを塗りこむと治りが早い!」ことを労働者たちは気づいていて、使っていたそうです。
時代は油田ブーム。一攫千金を求めて科学者、ロバート・チーズブローがこの噂を聞きつけ、試してみたらビックリ!
そこから、どうにか世の中に広めよう、大量生産をしようと悪戦苦闘の研究が始まりました。
最終的に、ロッドワックスを精製して、純度の高い、白色ワセリンなどを取り出すことに成功します。
1870年工場を建設して、安全性の高いスキンケア製品の商品化と量産化に成功しました!
その2年後の1872年、真空蒸留法という精製方法にて特許を取っています!
ワセリンの成分は?
ワセリンは、石油を精製して作られる100%石油由来のミネラルオイルで、パラフィンだそうです。
ワセリンの種類は?
実は、ワセリンの精製において不純物を含む量で種類分けされています。
- サンホワイト
- プロペト
- 白色ワセリン
- 黄色ワセリン
サンホワイトが一番純度が高く、ヴァセリンなどの黄色ワセリンは、他のものに比べて不純物が多いと言われています。
因みに医療用で、軟膏の基剤として一般的に用いられているものは、白色ワセリンです。
ワセリンの効果・効能は?
ワセリンは、油脂性の製剤になり、水分を通しにくい性質を持っています。
そのため皮膚の保護や保湿、潤滑剤に役立つといわれています。
アトピー、湿疹、乾燥肌で痒くなるなどの悩む人が使用する軟膏剤のベースといわれる基剤として、またお化粧クリームのような化粧品の基剤としても使われています。
医療用としては、精製により純度が高くなった白色ワセリンを用いることが多く、さらに眼軟膏にはプロぺとなどのよりもっと純度が高いものを使用します。
[the_ad id=”616″]
最後に
いかがでしょうか。
今回は、ワセリンの紹介をしました。
知ってはいるし、使ってはいたけど、何からできて、どこでどのような人が発見したか・・・なんて全く考えたことがなかった私。
また、種類の違い、純度の違い、効果・効能など・・・とても大事なことが学べたと思います。
とくに純度が高いものは、副作用がほとんど皆無といわれているワセリン。
皆さんもよければ、使ってみてくださいね。
コメントを残す