低圧訓練で急減圧、低酸素症状体験!戦闘機パイロットになるために必須訓練は超過酷!

こんにちは。

 

皆さんは航空機や戦闘機に興味はありますか?

昔は・・・将来の夢は?と聞かれると、必ず誰かが「パイロット」と答えていました。

空を飛びたい・・・という夢は、子供にとっても大切な思いだと思います。

 

先日、あるきっかけで世界でわずか3人という戦闘機を専門に扱う

日本人のカメラマンがいることを知りました。

パイロットではなく、カメラマンとして戦闘機にのり、空から!飛行機の写真を撮る・・・

はじめて聞いたときは、すごいな・・・位の感想でしたが、

調べていくうちに、大変な訓練・熟練した能力、そして信頼を勝ち得て、

世界中の人から尊敬される存在と知りました。

 

また、戦闘機に乗るということは、戦闘機パイロットと同じく、

大変な訓練を受けているとのことも同時に学びました。

 

そこで、どれほどの大変で過酷な訓練をしているのか紹介したいと思います。

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誰でも戦闘機に乗れる?

実は誰とも・・・とはいかないようです。

乗るためには、クリアしなければならない項目があります。

 

そして、最後に、乗るために必要な重要な訓練があるのです。

その訓練をクリアしないと乗れません!

戦闘機のパイロットだけが必要な訓練かというと、そうではなく、

対象は戦闘機に乗る人、例えば軍事関係者、カメラマン・・・など、

乗ることが予想されるすべての人が訓練をパスする必要があります

「戦闘機 パイロット」の画像検索結果

戦闘機に乗る人がクリアしないといけない訓練がある?

それは、「加速度訓練;耐G訓練」と「低圧訓練」です!

訓練!のため、体に負担を与え、その項目を一つずつ段階的にチェックします。

加速度訓練は「動的な苦しみ」、低圧訓練は「静的な苦しみ」と呼ばれる・・・

かなり大変な訓練のようです。

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戦闘機に乗る人が乗り越えないといけない低圧訓練とは?

戦闘機に乗るためには事前に「低圧訓練」を受け、合格しなければいけません。

上空での厳しい環境が、人体にどのような影響を与えるか理解し、体験し、

そして万が一の時にどう対処するか・・・

訓練を通じて体験・習得しておく必要があるからです。

パイロットはもちろん、同乗者も含めて全員がクリアしないといけません。

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低圧訓練が実施できる場所は?

日本で行われる低圧訓練は、航空自衛隊の入間基地(埼玉県)、浜松基地(静岡県)、

築城基地(福岡県)の3カ所で実施されています。

年間1500人以上の自衛官・防衛省職員をはじめ、

戦闘機に乗る可能性がある人が受講しています。

「低圧 訓練」の画像検索結果

訓練は、「チャンバー」と呼ばれる低圧訓練装置の中に入り、

イスに座って酸素を吸入しながら行われます。

 

気圧の変化は、思う以上に体に負荷を与えるらしく、

「例えて言えば、30キロの荷物を背負い、

数時間の雪中行軍をするのと同じ体力を消耗する!」

といわれています。

かなり、ハードですね。

 

チャンバーには自動圧力制御、急減圧、生体モニターといった機能が備えられ、

様々な低圧環境を再現することができるそうです。

 

低圧訓練の方法は?

まず、訓練に必要なヘルメットと酸素マスクをチャンバー内で装着します。

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訓練開始後、

チャンバー内を高度36000フィート(約11000m)の状況に設定するそうです。

そう、上空は寒いのです!また、耳鳴りもしてくるそうです。

 

その後、25000フィート(約7600m)まで降下したことを想定し、圧が変更されます。

その状況で訓練者はマスクを外すよう言われます。

これは、あえて低酸素症を体験することが目的だそうですが、かなり怖いですね。

でも、訓練中は専門の教官や医官が立ち会っているため、思い切って取ってみましょう!

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ここで、簡単な計算問題の出題があり、5分間マスクなしの状態を体験します。

体調の変化があり、気分が悪くなった場合は、

いつでも無理せずに酸素マスクをつけましょう。

 

途中でマスクをつけたからといって「不合格」となるわけではないからです。

真の訓練目的、それは・・・

低酸素状態に耐えることではなく、自分にどのような低酸素症の症状が現れるか?!

ということを体験し、知ることだからです。

低酸素症の症状は、熱感、疲労感、倦怠感、思考力の低下や多幸感があげられます。

 

最後は8000フィート(約2400m)から22000フィート(約6700m)の環境に

一気に変わる「急減圧」を体験します。

これは、戦闘機の機体に何らかのトラブルがあり、

戦闘機内の環境が急変した場合を想定しています。

急減圧を体験すると、肺の空気が膨張してゲップとしてこみ上げてくるため、

思い切って出しましょう。

空気を口から全て吐きだした後に、純酸素を吸入して回復を待ち、訓練は終了します。

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最後に

いかがでしょうか。

 

戦闘機に乗るために、色々なことを日ごろから気を付け、

体を万全の状態に保つ必要があることが分かったと思います。

 

低圧訓練、チャンバーに座るだけ・・・と思いきや、

実はとても体に負荷のかかる大変な訓練です。

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見事合格しても、他の訓練も待っていますが・・・

それをすべてクリアすれば!

晴れて戦闘機に乗るチャンスが巡ってくるかもしれません。

 

もしも興味があるのならば・・・

是非!いつの日か!トライしてみたいものですね。

 

今回、訓練のことを学ぶきっかけとなった、徳永さんが

本人が希望する間、ご無事で全世界の人を魅了する写真を撮り続けられる・・・ことを

末永く見守って・応援したいと思っています。

 

今回の記事は戦闘機搭乗に必要な低圧訓練についての紹介でしたが、

こちらの記事では戦闘機カメラマン、徳永克彦さんについて話しています。

空対空撮影にこだわり、世界中の航空専門家から信頼されている腕を持つ一流日本人です。

⇒ 戦闘機カメラマン、徳永克彦さん!プロフィール・きっかけ・プロとしてのこだわりは?

 

こちらの記事では戦闘機に搭乗する人全てが乗り越えないといけない必須訓練の

「耐G訓練」について話しています。

過酷な訓練で自分の限界をしり、対処方法を学ぶ戦闘機パイロットたちの必須訓練です。

⇒ 耐G訓練(加速度訓練)は過酷!戦闘機パイロット・搭乗者全員必須の訓練とは?

 

参考になる部分も多いと思うので、ぜひ一度目を通していただけると幸いです。

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