こんにちは。
空を飛ぶ飛行機を見上げて「あっ、飛行機だ」と心躍らせていた子供時代。
今でも時折、飛行機やヘリコプターが飛んでいるのを見ると心躍ります。
地上から飛行機を撮影することもできますが、小さくて素人の私には無理。
でも、その飛行機・戦闘機・アクロバット機・ヘリコプターなどの被写体を、
高度1万メートルの上空から撮影する日本人カメラマン・・・
徳永 克彦さんのことを知りました。
実はこのように、戦闘機に同乗して写真を撮る航空写真家は、世界の中でわずか3人。
そこで、今回は徳永さんがどのような方で、
どのようなこだわりを持ってカメラマンとして活躍されているのかについて
紹介したいと思います。
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戦闘機カメラマン、徳永 克彦さんとは?プロフィールは?
40年以上のカメラマンとしてのキャリアを持ち、
世界中の人を納得させる腕を持つ、航空(戦闘機)写真家・徳永克彦さん。
「空撮職人」とも言われています。
実は、この戦闘機を撮影するカメラマンは、世界に3人だけ。
戦闘機やアクロバット機を誰よりも美しく撮影する、
貴重でかつプロフェッショナルな腕は
戦闘機パイロットからも絶大な信頼を寄せられているのです。
徳永さん自身も戦闘機に同乗し、
高度1万メートル上空で急上昇・急降下・横転・宙返りで
10Gにもなる重力を体験しながら、
その中で生み出される奇跡の1枚を求めて写真を撮り続けています。
1957年1月13日、東京生まれ。
1977年(当時21歳)からプロの航空写真家として活動を始められました。
ヨーロッパ、アメリカ、ロシア、中東、アジアに至るまで、
45ヵ国の空海軍を訪れ、60機種以上の戦闘機を撮影してこられました。
総搭乗記録は、30年間で2000時間を超えるそうです。
年間300日は、撮影や交渉で海外へでかけており、多忙な生活をされています。
戦闘機の写真撮影に興味を持ったきっかけは?
徳永さんは、中学生で飛行機に魅せられ、
趣味が高じてプロの航空写真家になったそうです。
アメリカのティンドル(Tyndall)空軍基地で
「T-33A練習機」を21歳で初搭乗・撮影したのが、最初の仕事だったそうです。
以来、世界各国で空軍や海軍、航空会社の撮影の仕事を行っています。
戦闘機の写真撮影時、徳永さんの仕事へのこだわりは?
空対空 撮影
・・・一般的な航空写真家と言われる人は、空港での飛行機の離着陸を撮影されているのが一般的ですが、航空機の上空を飛ぶ姿をとらえることが大事だと考え、本人自身も上空で、戦闘機に乗りながら撮影することをこだわっているそうです。ヘリコプターや戦闘機など撮影対象は様々で、戦闘機など特殊な被写体を手掛けるプロになると世界中で約10名だそうですが、徳永さんのようにどこの航空メーカーにも所属せず、フリーランスで、しかも国際的に活動しているプロは世界に3人しかいないとなると、本当に貴重な存在になります。
綿密な地上での計画・準備
・・・航空術にも秀でているそうですが、徳永さんの場合は、写真を撮る準備の段階で「何を撮りたいかがはっきりしている」そうです。その目的に向けて、計画を練り、飛行エリアの調整などを経て、戦闘機パイロットとの打ち合わせをする。綿密な撮影プログラムを事前段階で作りあげることにこだわっており、このことが撮影の成功を左右すると考えられています。「このような準備をするカメラマンはあまりいない」と言わしめるほど、こだわりがあり、他のスタッフとコミニュケーションを取りながら作り上げる姿は素敵ですね。
一瞬・一回を狙って撮影
・・・戦闘機1機を飛ばす燃料費だけでも200万円、搭乗する撮影機を含めれば1000万円以上の費用が一度にかかるそうです。そのためミスは許されない世界なのです。撮影時間は40~45分。パイロットが苦労して実現させた、狙った構図がやってきた、その一瞬の1カットに懸けて撮影するため、デジタルカメラを使う時も一切連写はしないとのことです。
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最後に
いかがでしょうか。
世界中には、沢山の日本人が様々な職業で活躍されています。
人生哲学を持ち、自分のこだわりを極限まで追求し続け、
第一線で活躍し続けるその姿に感服するとともに、
自分の行動・態度・生活などを改めて見直す機会となりました。
戦闘機カメラマンの徳永さん。
今後も航空写真家として、末永くご活躍されることを心の底から願っています。
次回は、戦闘機に乗ってみたい!人が、必ず通らないといけない
関門の訓練について紹介したいと思います。
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