こんにちは。
晴れた空を見上げると清々しい気持ちになります。
そしてそこに、飛行機が飛んでいるのを見かけると、
「わぁ~」と思うのは幼い頃から変わりません。
先日ある機会があり、戦闘機カメラマン・航空写真家という職業のことについて知りました。
いろいろ気になって調べていくと・・・
時折、耳にする言葉「G」や戦闘機に乗るための訓練があるということを知りました。
そこで、今回は戦闘機に乗るため?!の訓練や対処法などについて・・・紹介したいと思います。
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戦闘機とは?誰でも乗ることはできるのか?
乗るために必要な重要な訓練があり、その訓練をクリアしないと乗れません!
戦闘機のパイロットだけが必要な訓練かというと、そうではなく、
対象は戦闘機に乗る人全て!・・・例えば軍事関係者、カメラマン・・・など、
乗ることが予想されるすべての人が訓練をパスする必要があります!
戦闘機に乗る人がクリアしないといけない訓練がある?どんなこと?
それは、「加速度訓練;耐G訓練」と「低圧訓練」です!
訓練!のため、体に負担を与え、その項目を一つずつ段階的にチェックします。
加速度訓練は「動的な苦しみ」、低圧訓練は「静的な苦しみ」と呼ばれる・・・
かなり大変な訓練のようです。
戦闘機に乗る人が乗り越えないといけない耐G訓練(=加速度訓練)とは?
戦闘機に乗る人には、激しい機体の動きに伴い、
日常では絶対に感じない位のかなり大きな重力加速度(G)がかかるといわれています。
戦闘機に乗る全ての人は、その重力加速度(G)に耐えられるように、
必ず耐G訓練を受ける必要があるのです。
この訓練は過酷な訓練であることが知られており、
普段から体を鍛えている人であっても訓練中に意識を失う人は数知れず・・・とか?!
Gへの耐性は人によって差があり、生まれつき備わったものだそうです。
人によりGに耐性のある人、耐性のない人がおり、
耐性がない人でも訓練を重ねることにより身に着ける必要があります。
なので、この訓練はとても大事なのです!
訓練の内容は?
訓練初日は講義で、加速度生理学に基づいた耐G訓練の意味・目的をはじめ、
加速度が人体に与える影響といった重要なことを学びます。
その後、遠心力発生装置を使った訓練になります。
ゆっくりとGを高めて実際に「グレーアウト」を体験したり、
急激なGの変化の体験も行います。
また、戦闘機の飛行を想定したいくつかのパターンを実施していきます。
なぜ耐G訓練をするのか?何が起こるのか?
乗り越える=訓練をパスする!というのは、意識を維持することができる状態を言います。
特に問題となってくるのは、急上昇・急下降時に発生するGの変化が問題だそうです!
戦闘機を操縦しているパイロットが意識を失うと・・・
大変危険なため、この訓練をしているのです。
Gが原因で意識を失うことを、「G-LOC」といいます。
これは、Gを増えると、体中の血液が下半身・末梢に集まってしまいます。
そのため、普段なら脳に送り込まれるべき血液が不足し、頭の血圧が下がり、
視界が狭まり(脳内に血流が均等に行き渡らなくなり・・・
視界が灰色になっていく「グレー・アウト」、
視界が暗くなり何も見えなくなる「ブラック・アウト」を引き起こす)
最終的に意識を失う・・・ということになります。
そのため、血液を上半身に押し戻すために、色々と対処をとらなければならないのです。
どうすれば耐G訓練を乗り越えられるか?対処法は?
では、意識を維持する対処法は・・・
①お尻と脚に力を入れて、筋肉を緊張させる。
これは、お尻から足にかけての下半身に力を入れることで、
下半身の血管が圧迫され、血液が上半身に戻ってくるそうです。
②胸の大血管の血圧を直接上昇させ、胸部の緊張を高める呼吸法をする。
これは、加速度に耐えるための基本的な呼吸法で、
足とお腹に力を入れて3秒間で1回、瞬間的に呼吸をします。
これが3秒よりも長くても、短くてもだめで、「3秒間」と決まっているそうです。
これを自分のものにして、自然にできるようにならないとGには耐えられない!といわれています。
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最後に
いかがでしょうか。
戦闘機に搭乗するために必要な訓練のひとつ、「低圧訓練」について今回は紹介しました。
戦闘機のパイロットはもちろんのこと、搭乗する可能性のある人全員が
受けないといけない過酷な訓練。
航空ショーなどでみるアクロバットをする飛行機に乗るパイロットの方、
航空写真家の方・・・全ての方たちが上空で安全に、無事に仕事をするために
日頃から過酷な訓練を乗り越えていることを知りました。
私には・・・戦闘機に乗る機会はなさそうですが、
今後乗る可能性のある方々が、無事に、安全に・・・
上空を満喫し、地上では味わえない体験が一つでも多くできることを
心の底から願っています。
次回は、戦闘機に乗るための必要な訓練、「低圧訓練」について紹介したいと思います。
今回の記事は戦闘機に乗るための耐G訓練についての紹介でしたが、
こちらの記事では戦闘機に興味を持ったきっかけの
戦闘機カメラマン徳永克彦さんについて紹介しています。
世界に3人だけの特殊分野である戦闘機にのって写真を撮るカメラマンです。
⇒ 戦闘機カメラマン、徳永克彦さん!プロフィール・きっかけ・プロとしてのこだわりは?
参考になる部分も多いと思うので、ぜひ一度目を通していただけると幸いです。
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