テレビ番組「激レアさんを連れてきた。」(毎週月曜日23時20分~24時20分)で
2018年11月26日に
「3分で一周できる激セマでボロボロでガラガラの水族館を下っ端なのに大改革して、
行列のできる超人気水族館にした人」の特集があります。
どうも、この水族館、愛知県にある「竹島水族館」のことのようです。
3分で一周できる激セマ、ボロボロ、ガラガラな水族館?
下っ端が大改革した?
という、おもしろそうな話題のため、調べてみました。
是非最後まで読んでいただければ幸いです。
大改革した、竹島水族館とは?
愛知県蒲郡市にあります。
常時、約500種類、4500匹程の生き物を展示公開しているそうです。
外観は、古めかしい・・・のですが、中はかなり改革されています。
大改革し、竹島水族館を復活させた下っ端従業員とは?
その方は、小林龍二(こばやし りゅうじ)さんです。
<プロフィール>
1981年生まれ
愛知県蒲郡市出身
北里大学水産学部(現・海洋生命科学部)卒業
趣味は、小型珍熱帯魚の繁殖だそうです。
漁師の祖父たちの影響で魚好き、魚と共に育ったそうです。
子どもの頃からの夢は、水族館の飼育員になること!でした。
北里大学では、海洋生物について学び研究されたようです。
実は、現在は竹島水族館館長として活躍され、
また人間環境大学の客員教授もされています。
<経歴>
大学卒業後、2003年愛知県に戻り、地元の竹島水族館に就職。
約2年半で館内全ての担当を経験しました。
2015年4月に館長に抜擢されました。
小林さんが心に刻んでいた飼育員としての心得とは?
憧れの水族館の飼育員として就職しましたが・・・
残念なことに竹島水族館は、老朽化が進み、3分で1周できるほど狭く、
客足が次第に遠のいていったそうです。
実は、閉館寸前のところまで追い込まれていたとのこと。
他の先輩飼育員たちは、次々辞めていきました。
実は、このことで小林さんは主任になります。
責任がついてくる主任という職。どうすればこの状況から抜け出せるか、
何かできないか・・・
ということを残念な状況の中でも考え続け、希望を捨てませんでした。
それは、北里大学在学中に出会った鳥羽水族館の飼育員さんの言葉を心得とし、
心に刻んでいたからです。
「お客さんに魚の魅力を伝えることができないのなら、飼育員として失格」
というキツイものでした。
そこで考えた小林さんの斬新なアイデアとは?
POPと呼ばれる、一言メモ的なものをそれぞれの水槽に設置
・・・一般客でも納得する、そうそう・・・と
うなずけるような面白おかしい文言を添えて関心を集めました。
魚などにエサをあげる、エサやり体験場所を設置
・・・「パクパクおさかなプール」を用意し、
お客さんがエサをあげて楽しめる場所を用意しました。
魚介類を直接触り、触れ合える場所を設置
・・・「さわりんプール」という、誰でも触ったり、写真を撮ったり、
身近で観察できる場所を用意しました。
また、このプール内に、珍しい深海の生物を入れて、お客さんの注目を集めました。
歩き疲れた時の休憩場所を設置
・・・「まったりうむ」という、歩き疲れた時に、水草や珊瑚を見てまったりとくつろぐことのできるリラックス空間を設置しました。
1人の飼育員が飼育から展示まで責任を持つ
・・・飼育員の個性、アイデアが光ります。
また、人気がなければ交代して心機一転したそうです。
竹島水族館オリジナルお土産を販売
・・・「超ウツボサブレ」「超グソクムシ煎餅」などユニークな名前をつけ販売しました。
新企画提案で金一封
アシカショーが面白い
カピバラショーを毎日開催
竹島水族館の本出版
年間入場者数16万人以下だったらスタッフ全員丸坊主と公言
・・・蒲郡市の人口8万人が2回来場すると入館人数16万人ということで、16万人来場に達しなければスタッフ全員丸刈り宣言をしました。
など、多くの企画を提案していきました。
このことで、徐々に口コミが広がっていき、年間入館者数が、
約40万人にまで伸び、行列ができる水族館になったそうです。
アイデアを一つずつ出していき、目標に向かってスタッフ全員で一丸になりました。
見事な復活は、アッパレです!
竹島水族館
住所 :愛知県蒲郡市竹島町1-6
電話 :0533-68-2059
開館時間:9:00~17:00
休館 :火曜日
入館料 :大人500円/小・中学生200円/小学生未満 無料
年間パス:大人1250円/小・中学生500円
最後に
いかがでしょうか。
どうにかしたい、自分の愛する魚を見に来てほしいという熱い思いが、
この竹島水族館の中にあふれているように思いました。
負の悪循環を抜け出し、どうすればいいか・・・ということをあきらめずに考えた
小林館長をはじめ、スタッフの方々の努力は大変なものだと思います。
今後も沢山の面白い文句が書かれたPOPが、魚の水槽前に並ぶことでしょうね。
竹島水族館の小林さんや多くの関係者の今後のご活躍を心より願っています。
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