テレビ番組「セブンルール」(毎週火曜日 23時00分~23時30分)で、
2018年11月6日に、
【魚を愛して25年…鮮魚店名物日本人店員はロンドン市民のアイドル】
という番組が放送されます。
イギリスで魚屋さんに勤務している日本人?
ロンドン市民のアイドル?
ちょっと気になりますね。
実際に映像を見ても、イギリスで本当に魚を売られているようです。
そこで、今回は、イギリス・ロンドンで頑張る日本人、魚屋さんの
「ベルトン由香さん」について調べたことを紹介したいと思います。
是非最後まで読んでいただければ幸いです。
目次
イギリスの魚屋さん勤務、ベルトン由香さんのプロフィールは?
お名前は、ベルトン由香(Yuka Belton)さん
ツイッター名は、プリヒル姉さん (@Puriketsunesan)
1973年生まれ
愛知県名古屋市出身
日本では21歳の時から奈良県のスーパーマーケットの鮮魚コーナーに17年間勤務されていました
2008年12月にロンドンに暮らすアイルランド人の旦那さまと結婚(日本で挙式)
2009年2月に結婚を機に、イギリス・ロンドンに移住
2010年より鮮魚店「La Petite Poissonnerie ラ・プティ・ポワソヌリー」(Primrose Hill本店、Marble Arch支店の2店舗あり)に勤務
旦那さまは、日本語が喋られるようですね。
あるきっかけで、ブログや<Twitter>などのSNSを使用して、
在英邦人向けにお魚情報を発信されています。
また、魚の英語名や注文の仕方を教える講習会を開いているそうです。
ベルトン由香さんの人柄でしょうか。
「プリヒル姉さん」のキャラに加えて、面白いジョークを交えて発信されており、
それを見た日本人も彼女目当てに魚屋さんを訪れ、お客が増えているそうです!
遠距離恋愛後に国際結婚!旦那さまとの馴れ初めは?
旦那さまは、アイルランド人のロバートさん!
ベルトン由香さんがアイルランドに旅行に行ったことをきっかけに
SNSで知り合った「メル友」だったそうです。
旦那さまが、日本に旅行に来られたり、由香さんがロンドンに旅行に行ったり・・・と
遠距離恋愛の交際を続けられ、2008年12月に!日本で挙式をあげられました。
ビザの手続きを済ませた後、2009年2月に旦那さまの住むロンドンに引っ越し!
したことが、イギリス生活を始めるきっかけとなったようです。
イギリスに来て引きこもりになった時期がある?
イギリスに渡った直後は、英語はほぼ話せなかったそうですが、
旦那さまは日本語を話せたため、
不安なくイギリス・ロンドン生活はスタートしました。
しかし、2日目の朝、旦那さまが会社へ出勤し、家に一人きりに残された瞬間・・・
突然恐怖心が襲ってきたそうです。
「英語ができない、外国人だから狙われても何もできない、
道を歩いている人は皆知らない人、土地勘もない・・・」など、
一気に怖さが「わ~っ」と押しよせてき、
全く外に出られなくない状態になられました。
しばらくは自宅から出られず、引きこまれていましたが、
約3カ月後、「それではいけない」と思い、勇気を出して少しずつ外に出る練習開始。
まずは近所を1ブロック分だけ散歩!することから始めたそうです。
疲れ切って寝込むことも!あったそうですが、あきらめませんでした。
慣れてきたら、距離を伸ばして、近所のスーパーへ。
ゆっくり、少しずつ距離を伸ばしていき、
半年後には、ロンドン中心部まで一人で行くことができるようになったそうです。
イギリスの魚屋さんで働き始めたきっかけは?
イギリスに渡って、秋を迎える7か月目の9月。
「このままでいいのかな。働きたいのに」という気持ちがわいてきたそうです。
英語が話せないけど、魚屋さんの仕事に戻りたい・・・
ひとまず、ロンドンの魚屋さん事情を知ろうと、ネット検索をしたら、
鮮魚店の求人を偶然にも発見!
求人の内容には、「経験者求む。英語力は問わない」と書かれてあったそうです。
悩まれましたが、履歴書だけでも送ってみよう!と決意し、
旦那さまの手を借りて完璧な英語で履歴書を作り、応募しました。
ただし・・・履歴書の最後に
「この履歴書は夫に手伝ってもらい作成しました。
経歴に嘘偽りは一切ありませんが、
この履歴書を自分で作成するだけの英語力はありません」
と追記されたそうです。
3日後、その鮮魚店から電話が来ました!
英語ができないベルトン由香さんは理解できなかったそうですが、
日時を言っているのは聞き取れた!ため、
「面接かも?」と思い、行ってみたそうです。
「しばらくトライアル(使用期間)で働いてみる?」といわれ、
魚屋さんで働き始めました!
魚屋さんでベルトン由香さんは何を任されている?
実は、ベルトン由香さん、日本の鮮魚店に勤めた経験を活かして、
イギリスの鮮魚店で日本のお魚の食べ方を紹介したところ、大好評!でした。
イギリスや欧州の産地直送の魚や食品と一緒に、
日本人におなじみの珍味や惣菜を並べています。
仕入れや陳列、鱗を取って3枚におろすなどの通常の魚屋さん作業、
魚の骨を毛嫌いするイギリス人の為に、切り身の骨抜きを手作業で実施、
お店の階下にあるキッチンで日本食関係の仕込みや調理、
例えば「刺身盛り」、「味噌漬け」などの半調理品を仕込んだり、
自家製珍味を中心としたお惣菜作り、日本食材部門を切り盛りする!のが
ベルトン由香さんの役目だそうです。
基本は、本店のプリムローズ・ヒル店に勤務されていますが、
毎週木曜日は、マーブルアーチ店で、珍味フェスティバル、
BBAの味シリーズなど美味しいこと・物が盛りだくさんだそうです。
(お得な刺身盛り合わせが購入できるのは、本店は土曜、マーブルアーチ店は木曜だそうです。是非予約しましょうね。)
因みに・・・
話好きの明るいフランス人オーナーのニックさんは、元シェフだそうです。
ロンドンで一番の魚屋になることを目指し、
2010年にロンドン北部の高級住宅街、プリムローズ・ヒルに1号店を開店しました。
魚屋勤務経験の長いベルトン由香さんが勤務を始めたことで、
客層も商品も一気に広がりを見せ、今ではご近所のみならず、
フランス人や日本人が電車やバスを乗り継いでやって来るほどの人気店になったそうです!
また、鮮魚ばかりでなく、フランスのバターから日本の七味唐辛子まで、
調味料や惣菜なども置かれており、お刺身や調理済のお総菜など、
美味しい日本の味が、手ごろな値段で手に入る、ロンドンではとても貴重なお店へ成長しました!
最後に
いかがでしょうか。
イギリスで美味しい日本の魚文化を広めていくこと、
イギリスに住む日本人の味方になり、日本の味が恋しくなる思い、求める味を提供すること、
と大きな夢を掲げて、現在も今後もがんばられているベントン由香さん。
慣れない海外生活、ひきこもりの克服、頑張った英語・・・全てのことが、
「お魚LOVE」からエネルギーを得ているように感じます。
個人的には、写真で見たマテ貝の佃煮・・・食べたいと思いました。
今いるカナダからは、日本に戻るよりイギリスに行く方が近いため・・・
いつの日か、お惣菜を買いに行ってみたい魚屋さんです。
これからも、ベルトン由香さんのご活躍を心から応援したいと思います。
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