最高裁判所!稲田石に囲まれた建造物、吹き抜けガラス天井高、太陽・月[美の巨人たち]

美の巨人たち(TV東京系列 毎週土曜日22:00より)にて、

「『最高裁判所』石の鎧を纏った司法の頂点!隠された魅力と美しさ」

という番組が2018年9月15日に放送されます。

 

「最高裁判所」という言葉は、学校の教科書や新聞などで目にはしますが、

自分とは遠い存在・・・と思い、全く注意を払ったことはなかったのです。

今回、この番組内で、建物としての美しさ、建築家の設計時の思いなど・・・

法律面ではなく、芸術面で特集される!ということで興味が湧きました。

 

建築・設計にかかわった岡田新一さんは、2014年にすでに他界されていますが、

改めて彼の作った作品は注目を集めています。

そこで、今回は、「最高裁判所」の建物について紹介していきたいと思います。

最後まで読んでいただければ幸いです。

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建築家、岡田新一さんが設計した最高裁判所とは?

最高裁判所は、

大法廷棟、小法廷棟、図書館棟、裁判官棟、裁判棟、司法行政北棟、司法行政西棟

の7棟からなりたちます。

これら7棟の建物の間には、それぞれ性格の違った庭が配置されています。

関連画像

直線で構成された外観で荘厳で威圧感すら感じさせます。

この外壁には、茨城県産の稲田から取り寄せた、分厚い花崗岩が積み上げられています。

稲田石は約6千万年前に誕生した、黒雲母花崗岩で、

正式な名前は、「稲田白御影石(いなだしろみかげ)」と呼ばれています

この花崗岩は、装飾は一切なく、全ての石が直方体に切り出されており、

表面は、割り肌仕上げに加工されています。

使用した石は、10万枚!と言われています。

「最高裁判所」の画像検索結果

内壁

また、建物の内壁にも石が使われていますが、

スペースウォール」と呼ばれる二重壁で、結合しています。

当時としては革新的な構造で、石と石の隙間を作ることで、

音や振動を吸収しているそうです!

大法廷・吹き抜け

広さは574㎡。

その天井には、大きな吹き抜け(直径14m、高さ23m)があります。

「最高裁判所」の画像検索結果

下から見ると吹き抜けの天井はガラス張りで、

その上に空間があり、さらにガラス天井がある構造だそうです。

 

そのため、全体として大法廷は、41mの高さがあり、

地上からは52mという高所、13階建てビルの高さに匹敵します!

「最高裁判所 大法廷 タペストリー」の画像検索結果

より多くの太陽光を集めるためにこのような作りになっているのですが、

「天空から降り注ぐ光の中」にいる気分が味わえるそうです。

大ホール

大ホールの中央、床に埋め込まれた円形の石は、「定礎石」で、

1974」という数字と大法廷の方向に水平に伸びる数本の直線が描かれています。

 

また、大ホールの床下には、

「最高裁判所庁舎を東京都千代田区隼町四番二号に新築するにあたり、

日本国における法の支配の確立と揺るぎなき国運を冀求して

ここに永世不朽の礎を鎮定する。」

という定礎の辞が収められているそうです。

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最後に

いかがでしょうか。

 

司法の最高峰として君臨する最高裁判所。

花崗岩の外壁に囲まれた、一見要塞のように見えますが、

建築家・岡田さんの心の声、配慮、そして現代の美術建築の最高技術で作られました。

「最高裁判所 岡田新一」の画像検索結果

また、当時は海外から招集した建築家や大御所と言われる日本人建築家ではなく、

日本人・無名のサラリーマンが設計したとして、話題を呼んだそうです。

 

岡田さん自身は、他界されましたが、

彼の意志を受け継いで多くの建築家が頑張っています。

今後も、一人でも多くの建築家が活躍されることを心から願っています。

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