サラリーマン川柳2018 入選作ベスト10発表!思わず納得する言葉の紹介!

こんにちは。

 

今年も、時代背景を反映した・・・ちょっとユーモアな作品が集まる「サラリーマン川柳」

の上位作品の書籍が発売されるようです。

短い語句の中で、思い・表現を織り込むこの川柳。

今年2月に発表した優秀作品100句を対象に投票が実施され、合計4万7559票が集まったそうです。

 

今回は、サラリーマン川柳について、今年の上位10選の作品についてまとめていきたいと思います。

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川柳とは・・・

「五・七・五の付句」で、俳句と違って季語を持たないものを川柳と言います。

口語などを取り入れ、人の所作などを17音の中で表現します。

 

サラリーマン川柳とは・・・

第一生命保険株式会社が行っている川柳の一般公募コンクールのことを言い、

そのコンクールで選ばれた川柳を指しています。

1988年から毎年発表されており、現在まで途切れることなく続いています。

本来は、サラリーマンならではの日常を詠んだ川柳を選出するものでしたが、

近年は、サラリーマン色は薄れて、

その年の流行やユーモアなどを盛り込んだ川柳が選ばれているようです。

毎年2月頃、第一生命により100首が選出され、

その後、一般投票により優秀作10首が選ばれます。

「サラリーマン川柳」の画像検索結果

今年も上位作品の発表があり、毎年、その優秀作品を取り扱う書籍が

5月頃、各出版社より書籍化され人気があります!

 

サラリーマン川柳 2018

第一生命保険は、5月23日に「サラリーマン川柳コンクール」で

多くの票を獲得した10作品を発表しました。

 

1位「スポーツジム 車で行って チャリをこぐ」

3136票を獲得しました。投票した男性からは「いつも感じる矛盾を言い当てた作品」、

女性からは「あまのじゃくでクスッと笑え、共感しました」

「まさにその通り。歩いて行ける距離なのに車で行って、大分損している感じです」

などのコメントが集まりました。

関連画像

確かに、車で行って、ジムに横付けして終わったらまた車に乗ってすぐに去る・・・人を見かけます。

言われるまで気づかない・・・気づいたら気になる句ですね。

2位「『ちがうだろ!』妻が言うなら そうだろう」

3113票を獲得したこの作品は、昨年に有名になった語句、

元衆議院議員の豊田真由子氏が元秘書に言った「違うだろー!」を盛り込んだ作品のようです。

「一見、妻を恐れる男性の叫びに聞こえるが、実は夫婦円満の秘訣。優しい夫の心使い。」

「お父さんが家庭で生き抜く知恵が表れている」などコメントが寄せられています。

「妻に従う夫」の画像検索結果

夫が感じる「えっ?」と思うことでも、ぐっと飲み込む・・・つばの音が聞こえてきそうです。

3位「ノーメイク 会社入れぬ 顔認証」

「化粧による女性の変身ぶりをさりげなく表現した手法は秀逸」

「顔認証も性能が上がっているが、それを上まわる化粧技術。

女性たちの日々の努力がにじみ出ている」などコメントが集まりました。

雑誌やインターネットで化粧の仕方のコツなどを見ると・・・

確かにメイク前と後の顔の違いがはっきりしています。

顔認証技術は向上していると思いますが、コンピューターに人間が勝っている証拠ですね。

4位「効率化 進めて気づく 俺が無駄」

「時代の流れに取り残される自虐的なネタに哀愁を感じる」とコメントが寄せられています。

確かに人がロボットのように働ければ効率よく・・・何でもすることができるでしょう。

ただ、人が持つ非効率にも何か意味がある・・・と信じたい私です。

5位「電子化に ついて行けずに 紙対応」

「プラスイメージの「神対応」を同音でコミカルに表現している点が秀逸」とコメントがあります。

コンピューターや電子機器に弱い中高年層や管理職の方たちが悪戦苦闘している姿が目に浮かびますね。

「パソコンと悪戦苦闘 上司」の画像検索結果

6位から10位までの作品です。思わず「そうそう・・・」と言いたくなります。

6位「『マジですか』上司に使う丁寧語」

7位「父からはライン見たかと電話来る」

8位「『言っただろ!』聞いてないけど『すみません』」

9位「減る記憶 それでも増えるパスワード」

10位「ほらあれよ 連想ゲームに花が咲く」

 講評を務めた、漫画家のやくみつるさんと川柳作家のやすみりえさんは、

「働き方改革がクローズアップされる中、テクノロジーの進化に一喜一憂しながらも

会社でも家庭でも奮闘するサラリーマンの姿を詠んだ作品が多く集まった」

とコメントしていらっしゃいます。

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最後に

「あるある!」「それ分かる!」といった、

ちょっとしたことをユーモラスに述べるサラリーマン川柳。

たった17音の中に詰まった、シチュエーション、会話、人物像。

川柳から広がるイメージがとても楽しく、おそらく誰もが共感する点があると思います。

関連画像

*作品の著作権は、すべて第一生命に帰属しています。

漫画家のやくみつるさん、川柳作家のやすみりえさん、第一生命が選出した

優秀作を収録した単行本がNHK出版より発売中。(定価950円[税別])

※「サラリーマン川柳 なっとく傑作選 30回記念版」 定価1,050円[税別]

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